学級通信 「割れ窓理論」

「割れ窓理論(われまどりろん)」というものがある。アメリカで行われた実験で、ある都市の街角に窓の割れた車を置いておき、それを放置しておく。すると、その車はさらに壊され、部品は盗まれ、そのあたりにごみは広がり…と治安が悪化したそうだ。犯罪率が、普通の車を置いた場合の2倍になってしまったらしい。
 逆に、きちんとされればその効果は大きい。有名なところでは、ディズニーランド。キャストと呼ばれる係員が常に掃除をしていて、キレイに保たれている。だからこそ人気が支えられているとも言われている。また治安が悪いと言われたニューヨークの地下鉄も、落書きをすべて消してきれいにしたところ、とても治安がよくなったそうだ。環境を整えるというのは、それくらい大きな効果があるということ。

 学校で整頓・物の片付けなどが細かく言われるのは、そういうこともあってのこと。一番わかりやすいのが、トイレのスリッパ。ちょっとした心がけが大きな効果を出すのなら、やらない手はない。まずは自分が脱いだスリッパから始め、隣のスリッパにも手を伸ばしてみてはどうだろう。

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