学級通信 「上杉鷹山 為せば成る、為さねばならぬ何事も」

3年生の、入試が近づいたあたりに書いた通信(2017年)。

この前たまたま見たテレビで、上杉鷹山という人物について放送していた。この人はアメリカ元大統領のJFケネディも「最も尊敬する日本人政治家」として名前を挙げられるほどの名君だ。

飢饉が起こり、米沢藩は財政難になってしまうが、そんな状況でも貴族の浪費は止まらなかった。どうしたら貴族たちは倹約してくれるだろうか…と考えたとき、上杉鷹山は、まず自分が一番質素な生活をすることから始めた。

「質素にしろ!」と貴族に命令すれば反発をされてしまう。それよりは、藩主の自分が率先して倹約すれば、みんな倹約せざるをえないだろうと考え、その通りに実行した。お殿様としては珍しくそういう行動ができる人だったらしい。

 この人が残した言葉が、題名にある言葉。「為せば成る」だけ使うことも多いので、意味合いとして「まぁなんとかなるでしょ」的に勘違いされるが、そうではない。

「為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり」、つまり、

「やればできる やらなきゃできない どんなことも できないというのはその人が ただやらなかっただけのことです」

訳をすれば、こんなところだろうか。人間は自分以外に答えを求めたり(自分に自信がない、他人にすぐ尋ねる)、責任を押し付けたり(タイミングが悪い、親のせいとか)しがちだが、実際は自分がやっていない、やりきっていないだけの可能性がある。やりきった!と胸を張って言えるくらい、やってきただろうか?

入試が近づき、緊張感も高まってきた。自分も経験したことなので、緊張したり不安になったりするのもよくわかる。でもそんなときだからこそ、何かを「為す」ことで乗り切れるんじゃないかな。

今できることは、入試に全力で向かうこと。過去問を解いたり、見直したり、解説を読んだり。今自分ができることを、こつこつとやっていこう。そうやっていくうちに、自然と緊張感も和らぐし、やっただけ自信がつくはずだ。もちろん、今無理をするのはなしでね。

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