学級通信 「のりしろを大きくとる」

2年生の最後あたりに書いた通信(2008年)。もっと生徒に協力し合ってほしいなと思った時に書いたものです。

「のりしろ」という言葉を覚えているだろうか?よく小学校のときの工作の時間などで出てきた、のりをはりつける部分のことだ。今日は工作のことではなくて、「どれだけ他の部分をカバーできるか」という話。

少し考えてみてほしいのだけど、もし工作をしているときに、すごくのりしろがせまいパーツがあったらどうだろう?のりがつきにくくてしょうがないし、他の部分にくっつけるのも難しい。隣のパーツとくっつける、または全体のことを考えると、うまくかみあわない。この状態を人に置きかえて考えてみると、自分のことはよくても、他のことまで気が回らない状態だ。

のりしろが大きい場合を考えてみよう。のりを十分にぬるスペースがあれば、余裕をもって作業ができるし、他のパーツのカバーもきく。多少のゆがみがあっても、のりしろが大きいので崩れることはない。

これも人に置きかえてみると、他の部分に気がまわすことができれば、もし何かあっても全体として崩れることがない。そうやってお互いにのりしろを大きくしてカバーしあうことができれば、がっちりとした作品ができあがるだろう。

そしてそれは、それぞれの得意を生かしてけばいい。こっちののりしろは大きくとれるけど、あっちはせまくなりがち…というのは、あって当然だ。学習が得意な子は周りの子に教えてあげればいいし、リーダーシップをとるのが得意ならそれを発揮すればいい。自分が得意なことを、不得意な子もいるものだ。逆に、自分が不得意なことが、得意な子もいる。

難しいことでなくても、日ごろのちょっとしたことでいい。例えば、時間に気づいていない人がいたら声をかけてあげるとか。うるさいとき声をかけたり、誰かが当番を忘れているときに教えてあげたり…いろいろな場面があると思う。

給食のときなら、机が並んでなければ隣の部分の机を直してあげるだとか、何か足りなければ集めてあげるとか。そういう人がたくさんいるところは、物事がうまくまわっていく。

少し目を上げて、周りを見てみよう。きっと、君だから気づけることがあるはずだ。

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