「ちゃんとやらなきゃ」「失敗したらどうしよう」——
先生の仕事は、そんな不安と常に隣り合わせです。
でも、完璧を求めすぎることで、あなた自身が疲れ果ててしまっていませんか?
実は、完璧主義をちょっとだけ手放すだけで、授業も学級経営もずっとうまくいくようになります。今日は、そのヒントをお伝えします。
「70点でいい」が先生を救う
完璧主義の先生は、授業の準備に何時間もかけたり、学級通信を何度も書き直したりすることがあります。(過去、自分も学級通信に時間をかけすぎて主任に怒られたことがあります)
もちろん丁寧さは大切ですが、エネルギーを使い果たしてしまうと、肝心な「子どもたちと向き合う時間」が削られてしまいます。
そこで意識してほしいのが、「70点の完成を目指す」という考え方です。
100点を目指して疲弊するより、70点で仕上げて子どもたちに向き合う時間をつくるほうが、トータルでは圧倒的にいい結果につながります。
完璧な授業よりも、子どもの反応を楽しみながら柔軟に対応できる授業のほうが、生徒にとってはずっと魅力的に映ります。
「ここは上手くいかなかったな」という経験も、次の授業への財産になります。
まずは、「完璧でなくていい」という許可を、自分自身に与えてみてください。
ただ、これは準備をしなくてもいい…と言う免罪符ではないので、そこはご注意を。
私の場合は、必ず授業の大まかな流れや、使用するであろうワークシートは準備していました。
ただ、それ以上の根を詰めないようにしていました。
そのバランスが大事なのだと思います。
子どもにも「完璧じゃなくていい」を伝えよう
先生が完璧主義を手放すと、もうひとつうれしいことがあります。
それは、子どもたちにも「完璧でなくてもいいんだ」というメッセージになることです。
完璧を自分に求める人は、他人にも完璧を求めがちになります。
たしかに完璧にできるにこしたことはありませんが、そんな子はごく一部。
人間、でこぼこしていて当たり前なんです。
先生がときには「あ、間違えた! まあでも、こんなときもあるよね」と笑い飛ばせる雰囲気は、生徒にとって安心できる環境をつくります。
逆に、先生がいつも完璧であろうとしていると、生徒も「間違えてはいけない」と感じてしまい、発言を躊躇したり、挑戦を避けたりする子が増えることがあります。
クラスの雰囲気は、先生のマインドセットが大きく反映されるものです。
先生が肩の力を抜いて「まあいっか」と思える場面をつくることで、クラス全体がのびのびと活動できるようになります。
完璧主義は、先生にとっても生徒にとっても重荷になりやすいものです。
「70点で動く」「失敗を笑い飛ばせる」「ときには弱みを見せる」——
そんな先生のほうが、実は長く活躍できて、子どもたちからも愛されます。
