【アキレス腱が切れた話5】 アキレス腱が切れた夜は悶え苦しむ

アキレス腱が切れた話

断裂そのものはそんなに痛くない

実は、あとあと気付いたことの1つに
「アキレス腱の断裂そのものは痛くない」
ということがある。

素人の意見では、腱には痛覚がないからではないかなと思う。

ただ断裂した瞬間に、すごい音と衝撃があっただけだった。

だから、寝る直前まであまり痛みがなかったので、
痛みについて考えることがなかった。

体が悲鳴を上げて寝られない

人によって違うかもしれないけど、

「断裂を起こした日の夜は寝られないほどの痛みと衝動が体中を駆け抜ける」

可能性があることを知っておくといいかもしれない。


風呂から出て布団に入り、いろいろ考えていた。

明日は生徒になんて話をしたらいいのかな…とか、
台風が過ぎて、1日休校したら担任が足にギプスをつけて登場してきたら、
いったい何が起こったん?って思うようなぁ…
など。

いつの間にか眠りについたようだったが、
体中の痛みと発熱で、もう一度夜中に目を覚ますこととなった。

目が覚めた瞬間、なんだこれ!!??と感じるくらいの体の痛みと発熱。
イメージとしては「異変が発生!エマージェンシー!」と過剰反応して、
体中が締め付けられるような痛みと、何も考えられなくなる感じの発熱。

熱が40℃を超えて上がったことのある人は、あんな感じだと思ってくれれば近いかも。

布団にくるまって、心の中で「ぐおおおおおおおおお!」
叫びながらのたうち回った。(誇張でなく)

これも素人考えだが、体の防衛反応が何かしら働き始めたのだと思う。
なんで12時間くらい遅れてきたのかは分からないけど、
関係があるのはアキレス腱の断裂くらいしかない。

1時間くらい?のたうち回って、気付けばまた寝ていた。

朝起きると、特に痛みと熱は感じなかった。
あの痛みと熱が続いたらどうしよう…と思っていたので、少しほっとした。

体調も戻ったところで、片足に苦戦しながら着替えを済ませ、学校へ向かった。
1つ忘れていたのは、自分の学級は3階にあるということだった。


~【アキレス腱が切れた話6】 教室が3階にあるのはもうすでに罰ゲーム に続く~

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