先生の心がまえ ~何か新しく、少し楽しく~

「去年と同じ」はラクだけど楽しくないよねという話

教員をやっていると、1年の流れはほとんど同じです。

4月に入学式があり、夏の大会があり、テストがあって宿泊研修は…。

1年のデータを使えば、確かに同じことはできるでしょう。

ただ、それは果たして本当に同じレベルで出来ているかどうか?

生徒が変わればその学年のカラーも変わるのが学校の常識です。

であれば、「昨年度と同じ」というのは少しずつズレてきてしまうのです。

同じであれば確かにラクですが、やはり合わない部分が出てきます。

一部を何か新しくする

かといって、全部変えるには時間も労力も足りません。

自分が担当したからこそ、ここはこだわって変えてみよう」と、

どこか一部に目新しいことを入れてみましょう。

例えば、学年レクリエーション。毎年やるレクはどうしても似通います。

ドッジボール、バスケ、バレーボール、しっぽとりetc.…もうやり尽くした感があります。

そこに、何か新しい競技を入れてみます。

自分だとかつて、インディアカ、グラウンドホッケーなどをやってみました。

なかなか難しいですが、練習してみると楽しいです。

そこまでしなくても、タグラグビーなどやったことのない競技を入れてみるなど、

探せばいくらでも出てきます。

この「何か新しく」が、新しいトビラを開いてくれます。

ちょっと楽しい要素を入れる

これも例えばですが、レクを続けて例に出します。

レクで番号札のようなものを準備して、生徒1人ずつに渡したとします。

それは、対戦表みたいなもの…と思っていたら、実はレクの最後に、

そのカードを使って学年抽選会をやります!とか言ったら、

生徒はサプライズで驚いた上に、喜ぶこと間違いないでしょう。

体育大会でも、よくある部活動対抗リレーは異色で楽しめます。

そこに、先生たちがいっしょに走ったり、すごいハンデをつけてPTAの方が走るなど、

ちょっとのアイデアと工夫で楽しさは加えられます。
(実際に走るとケガをする危険性もあるので、あくまで例の1つ)

まとめ

教師が忙しいのは重々承知なので、昨年度の同じを否定するつもりはありません。

ただ、1つでもいいから、ちょっとした新しさ、楽しさを加えることが、

自分を古くさせない方法でもあります。

同じ場所にいることは後退と同じである、というような諺もあります。

時間と体力、気力と相談しながら、何かを加えて提案してみてはどうでしょうか。

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