学校には本当にいろいろな謎ルールがあります。
靴の色は白のみ、靴下も基本白、まゆげの長さ、髪型などなど。
一時期は、ハサミは危ないから筆箱の中にも入れないように!と言われたことがあり、
授業や活動でけっこう使うんですが…と腹を立てていました。
まぁ今回は校則やルールの内容についてではなく、それに対する教師の向き合い方についてです。
謎ルールであっても、教師にとっては当たり前すぎてスルーされがちです。
最初から決まっていたことは、なかなか疑うことができません。
それでも、少数でもそのうち素朴な疑問として生徒は聞いてくるでしょう。
「なんでこんなルールがあるんですか?〇〇じゃダメなんですか?」
そんなときに、「そう決まっているから」とか「そういうものだから」と答えるようでは、
教師としては完全に思考停止している状態です。
(こう書いている本人も、おそらく気づいてないところで止まっています)
今まで気づけなかった点、時代の流れに沿わないもの。
言われてみれば、確かに生徒のいう通りだな…と思うものについては、
積極的に考えていくべきでしょう。
それを受け止められるかどうかは、教師の頭の柔らかさにもよります。
他人を受容できる余裕があるかどうか、他人の意見を聞く耳があるか。
たとえ年下である生徒の意見でも、柔軟に取り入れる姿勢が大事になります。
急に体制を変えたり、ルールを変えたりすることは正直無理かもしれません。
それでも、「確かにそうだね。一度、他の先生や校長先生に相談してみる」と
言葉だけでなく実行に移していければ、変化も起こります。
生徒からの声が上がっている、本当にこのルールは必要なのか、時代に沿っているか。
そういう視点をもって、考え行動できる教師でありたいと思います。
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