先生の心がまえ ~教師の思う「普通」を生徒にあてはめすぎない~

日記にも同じようなことを書きました。気になる人はそちらもどうぞ。

「普通」って便利な言葉ですよね。とても平均化されていて、使いやすい言葉。

個人的には、もうこの「普通」という考え方はだんだん使えなくなってくると思います。

例えば、あるテストでほとんどの子が80点以上をとる中、ある子だけ30点だった場合。

「このくらいのテストなら、普通は80点くらいとるもんだ」

と昭和・平成の考え方だと言ってしまう人もいるのではないかなと。

言葉にはしなくても、頭の中でそういう考え方よぎってしまうくらいには、根強い考えでしょう。

そんなことは流石に…と思われる方も、必ずと言っていいほど当てはまります。

例えばADHDや自閉症。いいとか悪いではなく、「普通じゃない」と分類してませんか?

ここでそれらの症状について議論するつもりはありません(大変なのは理解しますが)。

それらを平均化せず、ただの「個性」として受け止められるか?等身大のその子として見られるか?

ということなのかなと思います。

教師に「こうするべきだ」=「それが普通だ」という考えが強いと、

自分の個性を認められないわけですから、生徒はとにかく辛くなります。

そうなると、生徒が常に爆弾を抱えたような状態になってしまいますが、

だからといって、なんでもOKにしてしまうことも違います。

学校にいる限り、一定の規律が必要なのも事実なので、そこのさじ加減が非常に難しい。

だからこそ、教師のバランス感覚が大事になってきます。

一般的に求められる「普通」と、そこから視点を外すことのできるフレキシブルな感覚。

そういうものが、これからの学校には必要なんではないかと思います。

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