学級経営のコツ ~余裕をもつ~

なにをするにも余裕がないと判断がにぶるという話

「忙しい」という漢字の話は知っていると思います。

りっしんべんは「心」を表す偏で、忙しいとは「心を亡くす」ことでもあります。

もちろんみなさん忙しいわけですが、そんな中でも人によって違いが大きくないですか?

忙しいはずなのに、落ち着いている人。

たいして忙しくない(はず)のに、いつもバタバタ走り回っている人。

この2人の差は、「余裕をもとうとしているかどうか」の違いです。

まずは落ち着いていない自分に気づく

変化を起こしたければ、まず「気づき」がなければ始まりません。

今回の場合、「バタバタと落ち着かない自分」に気づく必要があります。

なんか走り回ってるな、他人に気が遣えないな、気が立ってるな、
人に優しくなれないな(特に弱い人に向けて…子供やお年寄りなど)、
イスに落ち着いて座れてないな、動作が乱雑になっているな…etc.

いくらでもありますが、これらのように「荒い感じ」が出ているなら、確実に余裕がありません。

難しいのは、余裕がないときほど、余裕がないことには気づかないことです。

だからこそ、少しでも落ち着いているときに、どんなときが自分に余裕がないときか?と
自身を俯瞰してみておくことが大切です。

忙しくても余裕を見つける練習をする

おそらく、一番簡単なのは瞑想の習慣をつけることでしょう。

瞑想は怪しくも難しくもなく、世のセレブはみな瞑想を取り入れています。
(1日5分でもいいので、頭をからっぽにする時間があるとGOODです。
 瞑想のやり方は他に譲りますが、マインドフルネス瞑想とか有名ですね)

「そんな余裕はない!」という人にこそ瞑想はオススメですが、なかなか難儀ですよね。
(余裕を作るためにやるわけですからね(笑))
それであるなら、

忙しいときに、わざとゆっくり動いてみてください。

忙しいときに、わざとゆっくりイスにすわって、コーヒーを一杯飲んでみてください。

10秒でいいから、本気で忙しさを忘れてください

余裕がない=慌てているときは、頭の中がオーバーヒートしている状態です。

瞑想はその頭のオーバーヒートを緩和してくれるからこそ効果があります。

瞬間的ですが、自分の動作の中に落ち着きを入れることで、

心もいっしょに落ち着くようにさせるわけです。

生徒への対応も柔らかくなる

忙しい先生に、生徒は声をかける気が起こりません。

しっかり対応してもらえなさそうだし、まず怒られそうだし、声をかけて悪い気すらするし。

お互いに損しかしません。

教師が余裕をもつことで、生徒も声をかけやすくなるし、対応も柔らかくなります。
(厳しい対応をされたら次から声もかけたくないでしょうし)

頭に血が上っていては、仕事も満足にできません。

余裕をもてば、ついでに事務作業の効率も上がってくるのがわかるはずです。

まとめ

どんなときにも、余裕をもっていましょう。

余裕がなく、感情の起伏が激しい人に、近寄りたくはありません。

「慌てているな」と感じる人は、意識的に余裕をもつようにするとよいでしょう。

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