学級経営のコツ ~生徒にも素直に謝れる先生でいよう~

素直に謝るのは意外と難しい?

人間だもの、ミスは子供でも大人でもやらかします。

しかし、つい体面を守ろうとして、すぐに言い訳をしてしまう自分がいませんか?

「でも」「だって」この言葉がすぐに出てくるようなら、要注意です。

そして生徒には「悪いことをしたら謝りなさい」と言っている教師が、

自分がミスをすると言い訳をする。

それでは生徒も「この人、なんなの?」「自分は棚上げ?」と思ってしまうでしょう。

でも、意外と大人は謝るのが苦手ですよね。

特に年下と思っている存在…教師から生徒に謝るのは、何かひっかかる人がいるかもしれません。
(以前書きましたが、年下も年上もないんですけどね)

何が起こったか冷静にとらえる→自分が間違っていたら素直に謝る

とはいっても、自分は悪くないのに謝る必要はありません。

何事もそうですが、トラブルが起こったときはまず冷静になりましょう。

生徒関係もそうですが、保護者絡みになることもよくあります。

あわててしまいがちですが、やるべきは

①現状確認 ②事実確認 ③対応

の3つでしょう。

簡単な例で考えてみる

小さい例で。3時間目の授業が英語だと思っていたら、国語の先生がやってきた。

「授業変更があって、国語の授業に変わっているはずだけど…」とその先生は言っている。

さてどうしよう?

①現状確認→英語と国語の授業が入れ替わっていた!?

②事実確認→教務通信などで何が本当にそれが起こっているか確認

③対 応 →A:自分が間違っていた→自分の連絡ミス、謝るタイミング

      B:国語の先生の勘違い→問題なし、スルー(むしろ国語の先生が謝るタイミング)

ここの③のAで、「こんなの気づかないよ~」とごまかしてはいけない、ということです。

担任の確認不足なので、自分のせいです。でも、素直に謝れば済む話です。

でも、ここが生徒との信頼関係にかかわってきます。

もし保護者とのやりとりでごまかしてしまうと、保護者に疑念を抱かせてしまいます。

それを回避するためにも、大事な手順だと思います。

他責思考・自責思考にも関わる話

この「他責思考」と「自責思考」だけで論文が書けそうな内容ですが、それぞれ…

他責思考・・・自分は悪くない。他人の責任だ。

自責思考・・・何かあれば基本的には自分の責任。

という考え方です。

ぶっちゃけ、他責思考でいいことはありません。

つい言い訳が出てしまう人はどちらかというと他責思考になってしまっているかもしれません。

(このあたりの解説は、リベ大の両学長が「原因自分論」で詳しく解説しています。
 気になる人はそちらを見てみてください。)

何かあったときは「もしかしたら自分のせいかも?」と考え、

丁寧な対応をしていれば、それ以上のトラブルは回避できるはずです。

それが大人であっても生徒であっても、差をつけないようにしたいものです。

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