学級通信 「漢字を使おう」

1年生の初めのほうに書いた通信(2013年)。漢字をあまりに使わないので、つい書いたもの。短め。

生活の記録を読んでいて、気になることがある。文章の中に、あまり漢字が使われていなくて、けっこう読みにくい。
例えば、「きょうはこうかの練習をしました」と書いてあった。たぶん本人は「校歌」のつもりで書いていると思うが、他にも「高価」「効果」「降下」と同音異字(同じ読み方で意味が違うもの)の表現はたくさんある。この例だと「今日は効果の練習」と読めてしまい、なんのこっちゃ?となっていた。

日本語はおもしろいもので、漢字を見ればその言葉が表す意味がわかる。もし感じが読めなかったとしても、校歌であれば「学」だな、となんとなく意味がわかる。
文章を全部ひらがなで書くよりも、漢字を混ぜて書いてあれば、それだけで何が伝えたいのかを理解することができるし、自分が何を表現したいのかも伝えやすい。

朝の会でも話した通り、日本語(国語)ができる人は、他教科の成績も高くなる傾向がある。
それは、どの教科でも問題文はすべて日本語で書かれているから。
問題が何を尋ねているのかを理解できれば、問題も解きやすい。数学の文章題も、日本語が理解できないと、数式に直すことができない。

この力を上げるのは、「読書」だ。たくさん本を読んで、たくさんの漢字や表現に触れること。漢字ノートで練習するより、前後の意味から内容も連想できる。さらには読解力も上がる。地味だけど、効果は高いぞ。

<おまけ…下の問題、解けますか?ミスが多い漢字です>

正しいのはどっち?
成積が上がった。 ②成績が上がった。

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