学級通信 「本番はいつも1回目」

1年生の合唱コンクールの前に書いた記事(2013年)。時間の使い方について書いたつもりが、練習の取り組み方についてになっていた。

文化祭まで残るところあと5日、合唱の練習回数も限られてきた。月曜日に外部コーチの先生にポイントを教えてもらったが、まだまだ本当の意味では中身が伝わっていない気がした。

自分は、ある吹奏楽の講習会で、有名な先生にこんなことを教えてもらった。

1回目が60点、2回目で80点が取れたとしても、1回で70点とれたほうがよい。

3回でできるようになることは、1回目からでもできる。

どうしたらいいか、考えて音を出す。そうしないと、意味がない。

など。これらは、何も音楽に限った話でもない。

どんなスポーツでも「大切な一瞬」はあるはずだ。その時、「もう1回チャンスがあれば…」と思うこともあるが、その時に来たチャンスは二度とやって来ない。
その瞬間しか現れないからこそ、チャンスなのだ。

そして、このチャンスをつかむことができるのは、普段からそのチャンスをつかむ練習をしている人だけだ。
その練習は「3回目のOKを狙うのではなく、1回目からOKを狙う練習をする」こと。
常に今自分が出せる全力でやっているから、成長もできる。

一昨日、コーチは何を教えてくれただろう。口を開く、歌詞の意味を考える…そして仲間を好きになる。
それがあの時間だけのことで、そこから元に戻ってしまったのであれば、コーチに教えてもらったことは、意味がなくなってしまう。

時間は限られている。その中でどこまでやれるか?何をしたらいいか?
「自分で」考えて行動ができるようになると、信じたい。

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