学級通信 「本田晃一さんの言葉」

あるお金持ちの言葉。どの季節でも使える。

日々通信を書いているクセで「これは通信のネタになるな」と探すようになったが、メモをとらないのですぐ忘れる。その中で、メルマガにいい言葉が残っていたので、それだけ紹介する。
本田晃一という人で、教室の文庫にこの人が書いた本が1冊だけあると思う。自分を大切にしながら、人生にはバランスの良さも必要だなぁと思わせてくれた1文。

「人様のために尽くしましょう」「お客様を喜ばせましょう」「関わる人すべてに優しく接しましょう」「人様のお役に立とう」

うん。これに全く異論は無いんだ。本当は、こういう発言をしたほうが、人当たりもいいし常識人と思われるし批判もされない。

それなのに「自分の期限をとるのを最優先にしろ」「自分のためにやれ」「関わる人から優しくしてもらえ」的な発言をしているのは、批判されても言いたい理由がある。
(これでも最初批判されそうで言えなかったんだぜー)

俺の周りで学ぼうとしている人は、まじめでいい人が多い。世のため人のために生きると志を立てようとする人が多い。

それはそれで素晴らしいんだけど、本当は自分のことが大変なのに、自分がスカスカになってでも他人のためにやろうとしている人が多いんだ。
いい人ほど、自分のコップがスカスカでも他人に注ごうとする。

自分のコップに水が一滴入っただけなのに「もう溢れています。人のために働きます」
という人がいるんだ。そういう人にこそ「他人から批判なんて恐れずにまずは自分のコップを満たそうぜー そして溢れたら、勝手に他人のコップに流れ始めるから」

ってことを言いたいんだよな。

他人に愛を注ぐ前に自分に愛を注いでからな。
他人に優しくする前に自分に優しくしてからな。
自分の欲望を否定せずしっかり耳を傾けてからな。
そしたら他人に楽しく優しく愛を注げるからね。

本田紘一

世界で一番身近な存在は?と聞かれたら、誰を答えるだろうか。

答えは「自分自身」。一番身近にいるはずの存在を大事にできなくて、
いったい誰を大事にできるだろう。
自分に余裕がなくて、他人に余裕がある対応ができるだろう。

だからこそ、まずは自分を大切に。甘やかすのとは、ちょっと違うぞ。

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