1年生に向けて、部活について書いた記事。(2007年)
「部活動の大会が目前にせまってきた。部活動の先輩たちも、練習しつつも緊張感がただよっていることだと思う。まだこの1年生なのでわからないことはたくさんあるだろうが、3年生の姿を目にうつすことができるのは、いまこの時だけだ。しっかり焼き付けておいてほしい。どんな雰囲気で部活をやっていたか・・・どんなふうに動いていたか・・・そんなことを、ぜひ覚えておこう。
タイトルにある「守破離(しゅ・は・り)」という言葉を知っているだろうか。これは剣道や茶道などで、修行の段階を示したものだ。それぞれの言葉の意味は次の通り。
守:師や各流派の教えを忠実に守り、それからはずれることのないように精進して身につけよ、という意味。
破:今まで学んで身につけた教えから一歩進めて他流の教え、技を取り入れることを心がけ、師から教えられたものにこだわらず、さらに心と技を発展させよ、という意味。
離:破からさらに修行して、守にとらわれず破も意識せず、新しい世界を拓き、独自のものを生みだせ、という意味。
部活では、先輩たちの作ってきたやり方、教えを「守って実行する」時期で、基礎固めでもある。ここがしっかりできていれば、あとからそれにアレンジ(工夫)を加えることができる。最初からアレンジはできないのだ。だからこそ、今はしっかりと先輩の動きを見て、「守って実行」してみよう。それが君たちの来年、再来年へとつながっていく。本番まであと少し、先輩たちが最大限の力が出せるように、しっかりサポートをよろしく!」
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