先生の心がまえ ~生徒の不評を買わないための要注意点!~

心がまえ

ある教師について、教師間の評価と生徒間の評価は大きく異なることがある。
あの先生はよくがんばるよね、できる人だ…と言われる一方で、
生徒からの評価は芳しくないことはよくある話。
生徒は言葉にはできなくても「感じる力」は大人より上。
そういう教師は、その「何か」を生徒に見抜かれているのかもしれない。

あなたがいつも使っている言葉が思考の表れであり、言葉によって運命が紡がれる

言葉を大切にする心がけの理由は

あなたは普段、どんな言葉遣いをしていますか?そして、それを意識して使っていますか?

よく通信のネタにつかう格言の1つが、こちらのマザー・テレサのものです。

思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。

マザー・テレサ

どこで気づいてもいいですが、自分で一番簡単に認識できるのは「言葉」でしょう。

自分からどんな言葉が出ているかで自分の思考に気づけるし、

どんな性格か、そしてどんな運命をたどるのかもある程度は予想がついてしまいます。

例えば、口が悪い教師の思考や、その後の運命は予想がつきそうですよね。

また逆に、いつも優しい声掛けをする教師の思考と、その運命も同じくです。

運命とは、字のごとく運ばれてくるもの。

運んでくるのは誰か?

自分で運べる(選べる)なら幸運しかこないはずなので、運命を運んでくるのは他人です。

言葉は運命を運んでくるその他人に影響する。

マイナスの言葉をかければマイナスの影響を、

プラスの言葉をかければプラスの影響を与えます。

そしてどんな運命が他人を通して巡ってくるか?それはご想像の通りです。

生徒は理由がはっきり分からなくても感じ取っている

もしかしたら、生徒からの評価が芳しくない教師は、使っている「言葉」が悪いかもしれません

生徒は「あの先生、なんか嫌」と理由ははっきり言えないかもしれません。

でも、若い子たちの直観力は、私たち大人よりもずば抜けています。

大人では感じられない部分を、その言葉の裏から感じ取っているかもしれません

例えば、本人に悪気はないのだけど、生徒のことを「おまえら」と呼ぶ人がいました。

この言葉で声をかけられて、あなたはどう思いますか? 気持ちの良い呼ばれ方ですか?

そして、この言葉をかけた相手に対して、あなたはどんな印象を持ちますか?

少なくとも、自分は相手のことをこの言葉で指し示そうとは思いません。

理由は「なんか偉そう」「相手を下に見ている気がする」「大切にしていない感じ」だからです。

もしこれと同じような印象を生徒がもったとしたなら、この教師の不評は妥当でしょう。

本人は無意識で使っているから、不評の理由もわからない。

ここが恐ろしいところです。

自分で考え、気付くしかここから抜け出す方法はないのです。

言葉も大事だけど、その根っこはその人の「思考」そのもの

別に、生徒だって教師の口が多少悪いくらいで、簡単にはその人のことを嫌わないでしょう。

しかし、嫌うからにはそれなりの理由があると知るべきです。

マザー・テレサのこの言葉を知っている生徒はほとんどいません。

ただやはり、その言葉を使った教師がどんな考え方の持ち主なのか、

私たち(生徒)をどんな目で見ているのか、扱っているのか。

それを敏感に感じ取ってしまうのだと思います。

逆に生徒からの信頼が厚い教師は、言葉の裏にある意図をプラスで受け取られているかもしれません。

生徒にどんな言葉を投げかけているか、今一度自分で確認してみてください。

まとめ 自分が使っている言葉を自分の耳で聞こう

もちろん、これだけが理由ではないかもしれないし、

生徒からの不評をあえてかぶる必要がある人、状況もあるかもしれません。

「意図的に」やっているのなら、それはそれでいいのです。

「無意識に」やっている場合が大問題なのです。

特殊な状況がない限り、生徒を敵に回していいことは何1つありません。

自分がどんな言葉を使っているのかを、自分で理解しておきましょう。

補足

ちなみに私は、言葉を口から出す前に、極力1回頭の中でリハーサルします

この言葉を使ってもいいか? 他にいい言葉はないか? 間違いはないか?

慣れてくると、言葉が浮かぶ→頭の中でリハーサル→口に出す

が同時に並行してできるようになります。何事も訓練ですね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました