先生の心がまえというよりは、日本人の悪い癖を直したほうがよいという話。
何かしてもらって、つい脊髄反応的に「すいません」と言ってしまっていないですか?
感謝を表したいのなら素直に「ありがとう」と伝えればよいのでは!
日本人のわるいくせを直したい! 「すみません」ではなく「ありがとう」を使おう
「すみません」が口癖になっていませんか
他人から何か手を貸してもらったとき、どんな言葉を伝えていますか?
「すいません」
をつい使っているのなら、1つ提案があります。
その言葉、「ありがとう」に変えませんか?
一度この考えをもってしまってから、他人から出る「すいません」が気になって仕方ありません。
相手の親切をありがたく思って感謝を伝えるはずの場面なのに、なぜ謝ってしまうのか?
それがふしぎで不思議でなりません。
まずは自分の口からどちらが出てくるのか、意識してみてください。
それが認識出来たら、次は人がどれだけ「すいません」を言っているか意識してみてください。
すさまじい回数を謝っているのがわかります。
せっかくなら、同じ「謝」を使う「感謝」を伝えませんか。
相手に申し訳ないから「すみません」?「ありがとう」でいいじゃん
「すみません」の語源はこのようになっているそうです。
意味
すみませんとは、相手へ謝罪・感謝・依頼の気持ちを込めて言う言葉。
すみませんの語源・由来
感謝の意を表す「すみません」は、「何のお返しも出来ずすみません」の意味からか、「心が澄みきらない」の意味から離れ、謝罪を表すようになってからの表現である。「すみませんが◯◯してください」「ちょっとすみません」など、依頼や呼びかけの際に用いる「すみません」は、軽い謝罪の意味からと考えられる。(一部抜粋)
語源由来辞典 https://gogen-yurai.jp/sumimasen/
用法として感謝を表す意味もありますが、この言葉を聞いて感謝の意味がパッと出るでしょうか?
言っている本人も、感謝の意を伝えたいのなら「ありがとう」を使えばいいはずです。
言われている相手も、「すみません」と謝られても困るのではないでしょうか。
(社会通念上で伝わってしまうので、「これは感謝だよね」とわざわざ曲解する必要もあります)
ストレートに「ありがとう」を伝える!これを個人的にオススメします。
大人の謝る姿を子供、生徒のお手本にしたくない
いや別に相手に感謝の意が伝わるなら、言い方なんてどっちでもよくない?
と思うかもしれませんが、そんな機微を子供や生徒が理解できるでしょうか。
親、保護者、教師が「すみません」と言っているのを見れば、
子供、生徒は「こういうときは謝るものなのか」と間違った認識が刷り込まれることになります。
というより、それが十二分に刷り込まれたのが今の私たちの現状とも言えます。
だからこそ、これに気づいた人から「ありがとう」を伝えたい、と思うわけです。
子供、生徒であっても、「ありがとう」と言われれば、それは絶対に
「感謝を伝えている」
ということが100%伝わるはずです。
周りの大人がたくさんの感謝を伝える姿を見れば、必ず子供、生徒にはそれが伝わっていきます。
「子供、生徒は親、教師を映す鏡」
なのです。感謝であふれる世界であってほしいと思うのです。
まとめ 言葉の力は偉大・絶大
言葉は「言霊(ことだま)」と思っています。
言葉に本当そんな力があるか?と思うのなら、神社やお寺で祝詞やお経をあげるのはなぜでしょうか。
言葉1つで他人を幸せにすることもできるし、不幸にもできるのです。
そうでないなら、「悪口」がこんなに問題になることはないはずです。
「悪口」は、どちらかといえば呪いの言葉でしょうね。
それも、両者を不幸せにするタイプの。まさに人を呪わば穴二つ。
言葉は自分の口から毎日出てきて、それを聞くのは一番近い存在の「自分」です。
まずは自分自身に謝罪の言葉ではなく、感謝の言葉を聞かせてあげたい。
それを子供、生徒が真似をして感謝の言葉を使う。
そして感謝がループする…
こっちのほうがよくないですか?
その第一歩が、「すみません」→「ありがとう」の変換なのだと思っています。
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