【学級通信ネタ】 見た目は大事

学級通信

「人を見た目で判断するな!」と言われることもあるけど、その人の情報として最初に入ってくるのは視覚情報であり、その情報量は全体の83%になる、という研究結果もある。

それを「人を見た目で…」とバッサリ切るのは、正直無理がある。
それぐらい見た目にはインパクトあるということは、生徒は知っておく必要があるだろう。

もちろん、見た目と人間性は比例しない。
見た目がちゃんとしているのに、中身はアレな人はたくさんいる。

逆に言えば、アレな人はきちんとした格好をすることで、他人からの信頼を得ていることになる。
であるなら、誤解をされたくなければきちんとした格好をすればいい。

TPOと時代に応じて、こういった変えるものと変えないものがあることを伝えたい。

人は見た目じゃないけど…誤解されない格好も必要

後期に入ってルールの話が出たので、関連することを書いていきたい。
今の中学校ではほとんど聞かなくなったが、昔は制服すらきちんとしていないことがあった。
ボンタン、短ラン、長ラン、ミニスカ…。もしかしたら、聞いたことのないワードかもしれない。

そこまででなくても、学生服の裏ボタンが既製品でなくて、「龍」とか「鬼」とか、ちょっとかっこいい感じになっているものがあった。
女子はなんとかスカートを内側に折って、ギリギリまで短くしようとがんばっていた。
そんな時代が、ちょっとだけ懐かしい。

自分が先生になったときは、その時代の終わり際だった。
そんなときに、先輩の先生から聞いた話が以下。

「あなたが病院に行ったとき、制服が乱れている看護婦や医者を見て、この人になら自分の診断を任せても大丈夫だと言えるでしょうか。

また、制服をきちんと着ていない警官を見て、この人になら守ってもらっても大丈夫と思えるでしょうか。

人は見た目がすべてではありませんが、多くのことが見た目から判断されるのです。

中学生らしい格好で…と言われることも多いと思う。
それを看護婦らしい格好、警官らしい格好…と言い換えれば、格好はその人の立場や態度を表しているとも考えられる。
たしかに、腕がいいとか悪いとか実際には関係ないかもしれないが、だらしない恰好をした看護婦さんに注射を打ってもらいたいか、と言われるとちょっと遠慮したい気になる。

もちろん、制服を着崩しているからその人は悪い人!なんてことはないが、最初から誤解を与えてしまう可能性は相当高くなるはず。

あるマンガの中では「誤解されたくないのなら、誤解されるような格好をするな!」というセリフがあったが、まあそりゃそうだよなと思った。

中学生なら、髪型・制服・名札・くつ・スリッパ…などになると思う。
これも必要に応じて、または時代の流れで変わっていくだろう。

でも、まだまだ見た目は重要な要素だ。
君たちも必要に応じて、使い分けられるようになってほしい。

学校の体質は古いかもしれないが、「〇〇は△△だと思うんですけど、これは変えませんか?」と声を上げてくれると、その変化も早くなっていくと思う。

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