【学級通信ネタ】 職業に貴賎なし

学級通信

貴賎(きせん:地位が高いことと低いこと)という言葉は中学生には難しいが、時々こういう言葉もわざと使う。本をあまり読まない生徒も増えたので、知識の一端になればという考え。
職場体験に向けて書いた記事だが、どの記事でも自分の体験(視点)を入れるのはけっこう大事なことかなと思う。

いろいろな職業があってこそ世の中はバランスがとれている

昨日、夜8時半に学校を出た。
自分の中では「夜は仕事が終わって家に帰る時間」という意識だった。

国道をこえる橋に差し掛かった時、道路が妙に明るくて、何だろう?思ったら、道路のアスファルトを敷きなおす工事が始まるところにちょうど出会った。
まさに今から仕事が始まる人たちがいたわけだ。

道路工事は車どおりが多い日中にすると大渋滞が起こってしまうため、作業は夜から朝方にかけて行われることが多い。
(たぶん年末は作業が間に合わないので日中もやると思われます…よく渋滞してますよね)

アスファルトはそのままだと削れてくるので、ほかっておくと道路はボコボコになってくる。
当たり前すぎて普段は気にもかけないが、道路を直す人がいるからこそ、車でスムーズに道路を走れるんだなぁとあたらめて思った。
そんな感謝を覚えつつ、家路についた。


そう、まさにいろいろな仕事があるから、世の中は成り立っている。
道を作る人がいなければ車は走ることができないし、運転手がいなければバスや電車・飛行機は動かない。まずそのバスや電車、飛行機を作る人がいなければ乗り物が存在しない。

それ以外でも、すべてがそうだ。
大工さんがいなければ家が建たないし、医者がいなければケガをしたときに困ってしまう。

それぞれが興味や得意を生かして仕事をするからこそ、バランスがとれてうまくまわっていく。
まさに「職業に貴賎なし(職業に上も下もない)」だ。
みんながそれぞれの役割を果たしてくれるからこそ、社会がまわっている。
たとえ総理大臣が偉そうにしていたところで、誰かが道を作ったり乗り物を用意してくれなかったりしたら、移動すらできないのだから。

今週の金曜日に職場体験の希望をとるが、まずは自分の興味・得意は何なんだろう?と考えてみてほしい。
「あの子といっしょに…」「ケーキが食べれるところ…」とか、そんな浅井理由で考えているようでは、受け入れてくれる職場の方に申し訳ない。
自分の未来について、ちょっと真剣に考えてみよう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました