時事ネタは生徒の関心を引きやすい。
オリンピックなんかはそのいい例になる。(生徒は思ったほどは見ていない様子だったが)
生徒だけだと生まれない視点を自分の感想として伝えることで、「そういう見方もあるか」と気付かせることもできると思う。
パラリンピックを見て思ったこと・・・他人から見たら弱点と思える部分を強みに変える姿に、学ぶ姿勢がある気がしました
テレビはほとんど見ないが、夕食のときは親がつけっぱなしにしている番組を見ることがある。
そのとき、ちょうどパラリンピック競技のハイライトが放送されていて、眺めていて驚いた。
水泳の競技で、泳いでいる選手の手と足が障害のために短いのだが、問題はそこではなくスピードだ。
驚くほど速い。一時期、自分は市営のプールでダイエットのために泳いでいたが、
それよりも数段速い。
テレビごしではあるけど、「人間の力強さ」をその選手から感じた。
水深の浅いところでも、少し間違いが起これば事故になるのが水関係。
手と足がうまく使えないということは、おぼれる可能性がすさまじく高いことを意味する。
夏になると水の事故が多くなるが、油断をすれば水は命に係わる。
危険性が高いだけでも大変なのに、泳いでいる。
さらには、世界トップレベルに速い。なんとも言えない感動があった。
もし自分の手と足がうまく使えなかったら、どうしただろうと考えてみた。
少なくとも水泳に挑戦しようとはしないだろうし、仕方ないとあきらめて生きていたかもしれない。
しかしパラリンピックに挑戦した人たちは、他人から見たら「弱点」になるようなところを「自分にしかない強み」に変えた。
彼らの障害が変わるわけではないが、きっと変えたのは視点だ。
弱点と思っていたところが、実は長所なんじゃないか?と。
この考え方は、学ぶべきだと思った。
弱点と思っている部分は、人間なら少なからずあるはず。
でもそれは、実は弱点なんかじゃなく、長所なのかもしれない。
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