【学級通信ネタ】 幸せとは何か

学級通信

けっこう答えられない質問の1つが、「幸せとは何か」について。
これも何かの記事で読んだが、日本人の子供はこういう質問にめっぽう弱いのだとか。
逆に海外の子供たちは、こういった哲学的な質問にも自分なりに答えをもっていて、それを伝えることにためらいがない。
確かに、それはそうかもなと思う。
正直、日本人は大人ですら答えられない気がする。
担任があるなら、道徳の授業や学級活動の時間に真剣に考えてみるのも面白いだろう。

ときにはちょっと哲学・・・幸せとは何かを考えてみる

君たちは、「幸せとは何か」を真剣に考えたことがあるだろうか。
寝ているとき、スマホをみているとき、お風呂に入っているとき、友達や家族といるとき?
はたまたお金がたくさんあって、好きなものを何でも買えるとかだろうか。

そんな形のない「幸せ」について、おもしろい記事を見つけた。
アメリカにあるハーバード大学が、80年近く「幸せとは何か」を研究し続けた結果だ。
その研究のまとめを、一部抜粋する。その答えとは…?

ハーバード大学では、1938年から約80年近くにわたって幸福に関する研究を続けています。「何が最終的に人を幸せにするのか」というテーマです。今の若者に聞いた調査では、お金持ちになること 有名になること という意見が多かったそうです…

…この研究は、2つのグループを対象として実施されました。1つのグループはハーバード大学の卒業生。もう1つのグループはボストンの貧民街にいた貧しい家庭の少年たち…1938年からずっと続けられた幸せの研究の結果、そして何万ページにも及ぶ彼らの人生の記録から明確にわかってきたこと、それは、富でもなく 名声でもなく、一生懸命に働き続けることでもなく、「健康で幸せの秘訣は、よい人間関係にある」というものでした。そして、この人間関係には3つの重要な教訓がありました。

1つ目の教訓は…良い人間関係は健康によく、幸福度が上がるということ。

2つ目の教訓は…人間関係の質がとても重要だということです。愛情ある関係が、人生の質を高めるのです。

3つ目の教訓は、人とのよい関係は、健康に良いだけでなく、脳も守ってくれていたということ。何かがあったときに、助けてくれる人がいる。守ってくれる人がいる。そういう人たちの記憶力はしっかりとしていたのです…

ハーバード成人発達研究

人は1人では生きられない。
当たり前すぎてなかなか気づけないけど、自分の周りにいる人たちのおかげで、生きていられる。

親からの愛情があって、今の自分がいる。
友達がいたからこそ、今の自分がいる。
人との関係があってこそ、ここに生きていられる。

そこに気付き、お互いに感謝と尊敬の気持ちをもてば、知らずのうちに人は幸せになれる・・・ということなのだと思う。

今、自分の周りにいてくれる人たちに、あなたは優しくできているかな。
親、きょうだい、友達、先輩、後輩、学区の人たち…。
少し照れくさいかもしれないけど、ときには感謝の気持ちを伝えるのもいいかもしれない。

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