幼児向けアニメとあなどるなかれ、アンパンマンはけっこう深い。
何が深いって、まずオープニングのアンパンマンのマーチの歌詞がもう深い。
以前出した、大人がまともに答えられない質問にもランクインしそうだ。
「何のために生まれて 何をして生きるのか」
「何が君の幸せ 何をして喜ぶ」
生徒の前に立つ存在として、これには答えたいものである。
道徳の授業の題材としてもおもしろいだろう。
改めて見てみると深い意味が隠されている、アンパンマンのマーチ
先週、教育長が学校の視察に来た時、A先生がこんな話をされた。
「アンパンマンの歌を知っていますか。歌の中にこんな歌詞があります…」
なんのために 生まれて なにをして 生きるのか
こたえられない なんて そんなのは いやだ
なにが君の しあわせ なにをして よろこぶ
わからないまま おわる そんなのは いやだ
アンパンマンのマーチ
と言って、「アンパンマンのマーチ」の歌詞を紹介された。
「何のために生まれて 何をして生きるのか」…
幼児向けのアニメとは思えないほど、深い問いかけだ。
作者のやなせたかしさんが、番組スタッフにこの歌詞を反対されても押し通したと逸話が残っているほど、思いが強い歌詞らしい。
やなせさんの、この問いに対する答えが、「いのちの星のドーリィ」という映画で出ている。
ドーリィという子に、作中でアンパンマンはこう言う。
「困っている人を助けたとき、心があたたかくなって、その時わかったんだ。
僕が何のために生まれてきたのか。何をして生きていくのか、何が僕の幸せか」
これはやなせさんの答えであり、アンパンマンの答えでもある。
みんなは、この問いにどんな答えを出すか？
もちろん、自分には自分なりの答えをもっている。
でも、この答えはできれば君たち自身で答えを見つけてほしい。
ちなみに、同じ歌詞の中に出てくる「愛と勇気だけが友だちさ」にも、深い意味がある。
興味がある人は、ぜひ調べてみよう。
アンパンマンは、男前です。
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