【学級通信ネタ】 「できる」「できない」の差

学級通信

別に、教師として未熟な部分を生徒のせいにしようとする意図ではない。
「わからん」「できん」をすべて他人のせいにして、
自分がまったくやっていないことを正当化しているような生徒に対しての愚痴である。

やらないことは、天才でも出来ない。
こんな当たり前のことを、大人も子供も意外と気付かないし、
気付いていても実行できる人間はほんの一握り。
人間、やればできるし、やらなければできない。ただこれだけだと思っている。

本当にやりきったと言えるほどやったか…
自分でも人生で1~2つしか言い切れる自信はありません

授業をしていると「わからん!」「できん!」という言葉が聞こえてくる。
教師としては申し訳ない気持ちでいっぱいになる瞬間だけど、もう一方で
「やらなければ出来るはずもない」とも思う。

以前に話した通り、自分は英語・音楽・パソコンに多くの時間をそそいできた。
この3つは自分の中では得意分野だったし、仕事でも使えると考えたからだ。

この3つに関しては、ある程度は他の人よりもうまくできる。
(と思っています。まだまだのレベルですが)
そうやってやりこんでいくと、やっていることが「なんとなく分かる」時がやってくる。

英語で言えば、知らない単語でもある程度は予想がついて、長文が早く読めるようになったり、
音楽なら耳で聞いた曲を再現出来るようになったり(耳コピ)、
パソコンなら操作が分からなくてもカンでなんとかなったりし始める。

でもそれは、それぞれ相当な時間と労力をかけたからこそ。
英語は塾に通って勉強したからだし、
音楽は幼稚園からやっていた影響だし、
パソコンは仕事で20年使い続けたから。
ある意味、努力が形になっただけとも言える。

もし、上のようなセリフが出てきたら、少し考えてみてほしい。
自分がそれを「やりこんだ!」と言えるほどやったかどうか?
いくら天才でも、やらないことはできないものだ。

もう1つは、「何が分からないのかすら、まだ分からない」状態。
これは、そのことに対しての作業量が少なすぎると、この状態になる。

やってないから、出来ない・分からない。
シンプルな理由だ。

ただ、時間には限りがある。
全部のことに、同じように時間をかけることは難しい。
「自分の優先順位は何なのか」を考えて、時間をかけるしかない。

ゲームに時間を全振りしています!では、残念ながら状況は変わらないだろう。
自分の場合は、やるべきことはやって、余った時間をなるべくその3つに使っただけ。

自分が毎日どんな時間の使い方をしているか、振り返ってみるといいかもしれない。

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