【学級経営のコツ】 伝えたいことがあるときに気を付ける「1つのこと」

学級経営

学級経営のみならず、「伝える」ときに多くの人がやりがちなミスがあります。
これを気を付けるだけで、そうとう相手に伝わりやすくなります。

話す前に「本当に伝えたいこと」を1つに絞る

誰もがやりがちなミス、それは「話し過ぎる」

学年集会があるときは、他の先生の話しを聞くことができます。
(授業にはあまり干渉しないので見ないし聞かないため)
そのときにいつも感じるのは、これです。
「教師はいつも話し過ぎる」

気持ちはよくわかります。
自分だけを見てくれている(強制だけど)、
独壇場で話ができる(止める人がいない)、
持論を展開できる(偏見であっても)…

それってもう、話が止まらない近所のオバサンと同レベルですよね(失礼)。

自分も学習担当として話すことがありますが、
話そうと思えばどれだけでも話せます。

でも、大事なのは「生徒に言いたいことが伝わること」であって、
「教師が言いたいことを言う」のは二の次であるということ。
どんな職業でも同じですが、このポイントを忘れると一気に内容がぼやけます。

10の話したいことがあっても、実際に話すのは1のみにしよう

学習や生活の話は内容もボリュームもあるので、どんな話でも続けることが可能です。
そのため、本当に伝えたいことから話が脱線、脇道にそれてしまい、話が長くなります

授業もそうですが、人前で話すときのポイントはこれを最初に気を付けましょう。
10のうち話すのは1だけ

学期の最初なら「学習の目標設定の話」だけ
長期休暇の前なら「家での学習ポイント」だけ
テスト前なら「テスト直前の過ごし方」だけ
テスト後なら「見直しの重要性」だけ
最後の集会なら「進路について」だけ

どうしてももう少し話したい!という場合は、
「今日は3つ、伝えたいことがあります。1つ目は…、2つ目は…」と
区切って話すとよいでしょう。

その1つ1つは、可能な限り短く話す必要はありますが。

他のテクニックはこの基本を守ったあとに使おう

話を聞くのが苦手な学年によく使ったのは、「フリップ・トーク」です。
今自分が話している内容を大きめの紙に書いて、それを見せながら話します。
途中で集中力が切れても、何の話をしていたか見れば理解できるからです。

また、少し話が長くなるなら、必ず「プリント/レジュメ」を用意します。
見ながら話せば頭の中でイメージがしやすくなるからです。
要点のみ書いて、出来る限り文字情報は少なくし、イラストなど載せておくと効果的です。

…など、テクニックはいくらでもありますが、これも情報が多ければ意味が薄れます。
あくまで話す内容を少数にしぼった上で使うようにしてはどうでしょうか。

まとめ

人は「話したがり」な生き物です。
特に教師は、その傾向が強いように思います。
(1人1分で話してください、と念を押しても平気でオーバーする人たちが多い)

聞く側の立場になって考えれば、長い話なんて聞かないのは誰でも予想ができます。
まず人の話に興味がないですからね。

話をすることが職業な人は、「話す内容は極力少なくする」
これを念頭に置いてトークをするべきでしょう。

補足

「話したがり」はイコール「話を聞いてほしい」とも言えます。
人の話を意識して聞くと、それだけで人からの受けがよくなります。

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