【アキレス腱が切れた話1】 断裂は突然に

アキレス腱が切れた話

1回目の断裂・左 の前段階

忘れもしない、2015年9月9日。

その日は台風が来ていて、生徒はお休みになっていた。

休校になれば生徒は喜ぶが、教師はただの仕事日。

普通に出勤し、授業がないぶん授業準備などをする日になるだけ(見回り等はする)。

先生あるあるで、時間ができるため体育館でスポーツをすることがある。

その日はバレーボールをすることになったが、まさかそれが、

半年間のギプス生活を生み出すことになるとは夢にも思わなかった。

ウォームアップをしていても切れるものは切れる

準備運動をきちんとして、バレーコートに立った。

普通にプレイすること20分ほど、それは突然やってきた。

コートの真ん中に立って、相手からのサーブを取ろうと一歩を踏み出した瞬間

「ドン!」

という音が、衝撃とともに体を駆け巡った

その瞬間はそれほど痛みは感じなかったが、何より衝撃がすごかった。

例えるなら、バットで思い切りかかとのちょい上をフルスイングされた感じ。

そのときは、後ろの先生が目測を誤って自分の左かかとに蹴りを入れたのかと思った。

そう思って振り向くと、その先生は数メートル後ろにいる。

勘違い…?にしてはすごい衝撃だったし、なにより左足に力が入らないし…。

さすがにそれ以上のプレーは無理だったので、

「足を痛めたっぽいので保健室に行ってきます!」

と言い残して、1人で雨の中を保健室に向かった。


~【アキレス腱が切れた話2】 あるはずのものがない 保健室編 に続く~

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