学級通信 「SNSのトラブルから考える人間の脳機能」

SNSのトラブルがあったあとに学年集会があり、その補足として書いた学級通信(2017年)。どこのHPを参考にさせていただいたかは、記録が残っていませんでした。

SNSの関係で、悪口の話が出た。先週の学年集会でそのことについて主任の先生からも伝えられたので、これから減っていってくれることを願う。自分は別の視点からの話で、悪口にはマイナスしかないことを伝えたい。
最近は脳科学も進んでいて、色々なことがわかってきている。その中に「脳は主語を理解できない」がある。

・私たちが日ごろ何気なく使っている言葉が、脳と体に大きく影響しています。例えば、脳は主語を理解できないという性質をもっています。
・主語が理解できないので、自分から出た言葉のすべてを自分のこととして考えてしまいます。
・つまり、相手の悪口を言うと、自分自身に悪口を言っていると判断し、自分も傷つき気分が悪くなります。
・人をけなしてばかりいる人は、なぜか自己嫌悪になっていくのはそのためです。
・スポーツの試合で、どうしても勝ちたくて「あ~相手がミスればいいのに」などと思うことがありますね!それは、知らないまま自分で自分に呪いをかけているのです。
・反対に相手をほめてあげると、自分がほめられたと思い、気分がよくなり自尊意識が高まります。
・タイガーウッズは、ここ一番の大勝負の瞬間、対戦相手がうまくいきますように!と祈るそうです。自分に余計な呪いをかけない!…その結果あれだけの成果を出せるのです。凡人とは逆の思考なのです。

SNSでもなんでも、悪口は結局まわりまわって自分に戻ってくる。どうせ戻ってくるのなら、いいものが戻ってくるようにしてほしい。この話で言えば、感謝の言葉…例えば「ありがとう」を言えば、相手に感謝しながら自分にもその言葉を送ることになる。まずは言葉から、いい循環を作っていこう。

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