毎年、登下校中の生徒の様子について必ず学校に電話が入る。
「お宅の生徒の登下校の様子が危ないから指導してくれ」
・・・まあ確かにそうなんだが、まずはあなたが言ってくれてもいいんですよ?
と思わなくもない。
とはいえ、危険なものをほかっておくわけにもいかない。
こういうことは学年や学級でも話しつつ、通信でダメ押しするくらいでちょうどいい。
登下校に要注意!車のほうが止まってくれるとは安易に思わない
昨日の学年集会では、3つの話がされた。
1.部活について
2.オリエンテーションについて
3.生活のことについて
部活動については、今日からの部活見学で実際に見てもらったほうが早いだろう。
オリエンテーションについてはプリントも配付したし、少しずつ連絡しているので、まぁ大丈夫かな。
今回は3の生活、特に交通安全がちょっと気になったので、ここで書きたい。
1年生が車道で集まっていて危ないので、なんとかしてほしい…という電話があった。
直後に、それぞれの担任に「帰りの会で伝えてほしい」と連絡がきた。
歩いている側からすればあまり意識していないかもしれないが、歩行者のそういう行動は、運転者からすると実はけっこうやめてほしい状況だ。
自分が車を運転しているときでも、小中高生が歩道にいる場合は最大限に注意する。
その理由は、「運転者が思いもしない行動を急にとる」から。
以下は、その例。
〇横断歩道の手前で止まらず、さらに車の確認もせず、急に道を渡りだす
(もっとひどいと、横断歩道がないところでも渡ってくる)
〇集団で歩いていた生徒の中の1~数人が、急に車道にはみ出してくる
(これをされると、まさに恐怖・・・)
〇自転車で走っていた生徒が、急に道を渡ってくる
(小中学生のみならず、高校生でも!)
特に、生徒がかたまっている場合はテンションが上がっていて、友達との話に夢中になって近づく車に気付かないことがよくある。
歩きならよけられるかもしれないが、車はとにかく速い。
あっ、と思った時には、もう目の前に車がいる。
知ってますか、車って、1トン=1000kg近くあるんです。
それも、その鉄の塊が60km/hくらいのスピードで走ってくるんです。
当然、かすっただけで大ケガをしてしまう。
そんなものが、自分のすぐ近くを走っていることを思い出してほしい。
ちょっとした油断で、命がふっとんでいく可能性があることを思い出させてくれた学校への電話に、感謝をしたい。
痛い思いは、やっぱりしてほしくないので…。
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