この必殺技を繰り出してくる人は、大人でも結構いる気がする。
とにかく自分の非を認めないのは責められたくないから?そのためなら他人も売り渡す?
意識的にやっているのもたちが悪いが、無意識でやる人もいるから難しい。
大人は放置でもいいが、せめて生徒には「それはやめよう」と伝えたい。
たまたま入った学級の、ある生徒の一言がとても気になった原因を考えてみた
「iPadのミラーリングができないので、なんとかなりますか?」
とヘルプを頼まれたので、ある学級のテレビの調子を見ていた。
すると、どこからか足元に消しゴムが飛んできたので「なんだ?」とつぶやいたら
「〇〇君が僕の消しゴムを蹴りました!」と何も聞いてないのに声が上がった。
まぁ確かにそうなんだろうけど、何か言い方にひっかかり、このモヤモヤした感じはなんだろう?と思っていた。
少し考えて思い至ったのは、「自分が〇〇したからという話や事実を話す前に、最初から他人をやり玉にあげているところ」にひっかかったのかな、という部分。
「僕は悪くありません。この人が悪いんです。だから怒るならこの人を怒ってください」という、必殺「人のせい」(自分はこう呼んでいます)が、その言葉の裏に見えた気がしたからだと感じた。
自分は「その人から出てくる言葉は、その人の考え方/生き方そのもの」だと思っている。
例えば、明るい言葉を使う人の考え方は明るいし、人生も明るくなりやすいだろう。
逆に暗い言葉を使う人は、その真逆になりやすい。
ことあるごとに他人のせいにする人は、何が起きても人のせいにし続けるだろう。
「自分が悪いのではなく、周りが悪い。」
もしかしたらそうかもしれないが、それでは現実はずっと変わらない。
「だからどうしたらいいだろう。」
を考えられる人であってほしいなぁ…と、ひっそり思った。
もちろん、あの一言だけでその子を判断することはできないし、そうじゃないかもしれない。
ただ、人のせいにしやすい人は↓のような特徴がある…とのこと。
人のせいにしていると本当にいいことがないので、こんな傾向があるなら気をつけよう。
・間違いを認めない ・謝らない ・言い訳が多い ・プライドが高い
https://alive-life.jp/blame-others-0816/ より抜粋
・人を下に見る ・怒りっぽい ・キレやすい ・責任感がない ・決断力がない
ちょっと補足
自分はアドラー心理学を書いた「嫌われる勇気」「幸せになる勇気」が大好きだ。
その中に、この通信の内容と似たような表現があった。
(というより、この2冊に影響されているだけ)
「かわいそうな私」「悪いあの人」「これからどうするか」
相談者のカウンセリングをすると、ほとんどの人は 「かわいそうな私」「悪いあの人」 に
終始してしまうとのことだった。
その2つに固執しても「本質の解決にはつながらない」と書かれている。
次のステップに進むためには 「これからどうするか」 について考えるしかない。
まぁこんなことを生徒にいきなり言っても難しいと思うので、
機会をつかまえて、遠回りにでも、数回に分けて伝えていくといいかもしれない。
コメント