学級通信ネタ 「スマホ・タブレットの使い方を考える」

学級通信

もう生徒がスマホ・タブレットを持つことは止められない状況になっている。
それならどう使うか?を伝える必要があるが、公教育ではそんなこと全く教えない。
本来なら保護者が教えることだが、現状それすら期待できない。
そりゃあスマホ・タブレットでのトラブルも起こるでしょ…。という思いから、
定期的にスマホ・タブレット関連内容の通信は書くようにしている。これはその一部。

便利なものは諸刃の剣…とても役に立つ使い方もあれば、場合によっては害になることもある

月曜日にやったタブレット講習会。まだ基本的な道具の説明だけだけど、今週末と来週の月曜には改めて注意するポイントについて話があるので、きちんと話を聞いて、守るべきは守りたい。

スマホ・タブレットはとても便利だ。
便利過ぎて、正直中学生が使うにはまだ早いんじゃないかな、というのが自分の考えだ。

昔いっしょに働いていた先生が、中学生になった娘さんにスマホを買ったときには、
「約束を守れなかったらすぐに解約ね」と話をした半年後に、もう解約していた。

聞いてみると、ずっとスマホを触っていたのが原因で、テストの順位があっという間に下がってしまったそうだ。
その先生的にはもう少しできるかなと思ったらしいが、まったく無理だったとのこと。
意思の力でどうこうできるレベルではなく、病的に見えたそうだ。
(ちなみにその先生の娘さんは、教師の自分から見てもとても優秀で、
 その子が通っている中学校の先生の間でも噂になるくらい。
 それでもスマホの魔力には勝てなかったわけです)

また、トラブルがとにかく多い。
ばれてしまうので細かく書けないが、ウチの学校でもまあまあの数でトラブルが起こっている。

スマホ・タブレットを持っている人で、僕/私はそんなことしていないから大丈夫…と思うだろうけど、本当にそうかな。

例えばSNSで送った何気ない一言。
それは本人の顔を見て言える言葉だろうか?
親に見せられる or 他人にも見せられるだろうか?
使っている時間は適正?
写真の取り扱いは本当に問題ない?
…と例を挙げればきりがない。

自分はよく包丁で例える。
正しく使えばおいしい食事を作れるが間違って使えば人を傷つける
だから小さな子供には包丁を持たせない。
正しい使い方がわからず、自分や相手を簡単に傷つけてしまうからだ。

これと同じことがスマホ・タブレットでも言える。
小さな子供にはスマホ・タブレットを持たせない。
正しい使い方がわからず、自分や相手を簡単に傷つけてしまうからだ。
今の世の中を見る限り、まったく違和感がない。

でも、もうそんなことを言っていられる世の中ではなくなった。
だからこそ、使う人間のモラル・マナーが問われる。
スマホ・タブレットもこれと同じと考えたい。

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