先生の心がまえ ~授業はチャイムに始まりチャイムに終わる~

早く授業を始めたりチャイムが鳴っても授業してる先生なんなん?

こういうふうに思われていると思うんですがという話。

自分がいる地域では、休み時間を「放課」と呼びます。
(変換予測で「放課」は最初からは登録されていない模様)

課せられたことから放たれる⇒放課 なんでしょうね。詳しくは知りません。

休み時間にしても放課にしても、休みであり放たれています。

それは生徒の権利だと思うんですが、それを気にも留めない人が少なからずいます。

放課は休み時間でもありますが、移動教室がある場合は移動にも時間を使います。
(マンモス校なら移動だけで数分かかる…)

体育なら着替えて、道具をもって、時間前に到着する。

遅れれば「すいませんでした!」と言って謝り、へたすれば怒られるかもしれない。

授業が終わらなくて…という場合は教師の都合であって、ただの時間配分の失敗です。

それを生徒が尻ぬぐいする状況を作ってしまうのが、「授業延長」だと思います。
(早く始めるのは時間搾取)

まずもって、教師は授業内の時間だけで勝負すべきです。

教師がするべきことはタイムマネジメント

自分は時計が苦手なので、ストップウォッチの時計機能で時間を見ています。
(学校の大きな時計は細かい時間がわからない)

前の授業から連続で授業の場合は、そのまま次の教室へ。

水分補給で職員室に戻ることも多々ありますが、

教室までの移動は職員室から教室まで、だいたい1分30秒くらい。

着いたら教具を出して、PCの電源をつけて、DVDデッキをONにして…とするので
(ICTをなるべくフル活用しています。視覚的に楽しめる必要性)

だいたい2分くらいはかかります。

これでチャイムと同時に授業を開始するために、最低でも4分前には職員室を出発。

自分はクセになってますが、ここまでしなくてもできるとは思います。

伝えたいのは「タイムマネジメント(時間管理)してますか」という一点です。

授業は計画の上で行われる

チャイムの時間と時計を合わせておいて、始める時間はチャイムと同時。
(前の時間が上に書いた状況で押した場合は、しばし待つこともあり)

新任なら仕方ない部分もありますが、ある程度の経験を積んだ教師なら

どの部分にどれくらいの時間がかかるか、どこを授業の着地点にするかとか、

見えていなければいけません。
(授業の予定にも関わりますが、進度によってあと授業が何回必要、とか計算します…よね?)

さらに、生徒がノートを書いたりまとめたり反省を書いたりするのにも時間がかかります。

授業は時間内に終えて「じゃああとは放課でまとめとけよ」はアウトです。

授業のことは授業内で終わらせるべきです。
(1週間など猶予期間があって、締め切りまでに提出とかならいいと思います)

50分の授業をどうデザインするか?そこが、教師が授業のプロと呼ばれる理由なはずです。

まとめと余談

・生徒への権利侵害

・教師のプロ意識欠如

この2点の理由から、チャイムで始まらない・終わらない授業は駄目です。

まだ大学生でバイトしていた時代、河合塾の裏方をやっていました。

高校の時の友人が誘ってくれて働いていましたが、そのときの友人の言葉はいまだに忘れません。

「お前、金をもらってる時点でプロなんだから、きちんと仕事しろよ!」

何をしたかは覚えていませんが、ちょっとしたことだった気はします。

なるほどプロとはそういう存在か、と教えてもらいました。

教師は立派なプロです。

ブラックな部分も多分にありますが、少なくとも授業は勤務時間内です。

そこには新任もベテランも、プロ意識を持ち続けてほしいと願うばかりです。

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