1年生の夏休み前に書いた記事(2008年)。部活の大会にむかう先輩の気持ちを、なんとなくでいいから感じてもらえるかなと書いたもの。以下通信内容。
有名な曲「地上の歌」を歌っている中島みゆきさん。その独特の歌声とその歌詞で、ファンも多い。古い曲だけど、CMでも使われている曲の1つに「ファイト!」という曲がある。ちゃんとを聴いたことはないけど、CMで使われたことのある部分の歌詞がとても好きなのでとても印象に残っている。
ファイト! 戦う君の唄を 戦わない奴等が 笑うだろう
ファイト! 冷たい水の中を ふるえながら のぼってゆけ
中島みゆき「ファイト!」
がんばることはかっこ悪い、と考える人もいる。がんばることが認められないことほど苦しいことはない。それでも、そんな逆境にも負けずに「ふるえながら登ってい」かなければいけない。
がんばる人を笑っている人は、そこから一歩も動かない。そんな臆病者はほかっておけばいい。笑われようがなんだろうが、登っていく人はいつか必ず頂上にたどりつくだろう。そんな現実を見せられたような歌だった。
確かにそういう一面もあるけれど、学校という場所は、みんながやっていることをお互いに認め合いながら高めていく場所だと思う。がんばれる人になってほしいし、がんばる人を笑うような人にはなってほしくない。それができるのが、学校という場所じゃないだろうか。
「ファイト!」の歌詞は、こんなふうに続く。
暗い水の流れに 打たれながら魚たち のぼってゆく
光ってるのは 傷ついて はがれかけた鱗が 揺れるから
いっそ 水の流れに身を任せ 流れ落ちてしまえば 楽なのにね
やせこけて そんなにやせこけて 魚たち のぼってゆく勝つか負けるか それはわからない それでもとにかく闘いの
出場通知を抱きしめて あいつは海になりましたああ 小魚たちの群れ きらきらと 海の中の国境を越えてゆく
中島みゆき「ファイト!」
諦めという名の鎖を 身をよじってほどいてゆく
きっと、今大会をひかえている3年生はこんな気分じゃないだろうか。その先輩たちの応援をすることが、みんなにできることだと思う。部活の練習は厳しいかもしれないけど、がんばって取り組んでほしい!
以上通信内容。
昔の記事なので、まだ「がんばることがいいこと」と考えていた節がある。世の中にはがんばりたくてもがんばれない人もいるし、がんばってまで生きなければいけないのか?人生で大事なことって何なのか?大人の1人として、そんなことも自分で考えてしまう。
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