学級通信 「大目標」と「小目標」

2年生の、卒業式後に書いた通信(2016年)。スモールステップやベイビーステップなどの手法について書いた。

気が付けば残りの登校日も5日となった。3年生が目の前に見えてきて、希望といっしょに不安も覚えているかもしれない。わからないことに不安を感じるのは人間の性(さが)。でも、わからないからこそ今はどうしようもない。だからこそ、「今できることをする」のみだ。

今3年生に向けて目標を立てたり、やるべきことを考えたりしようとしているかもしれない。目標達成の基本は「大目標」…「自分が一番目指すべきゴール」を達成するために、「小目標」…「そのゴールに近づくための小さな目標」をクリアしていくことだ。

まずは、大目標の設定をしっかりしていこう。〇〇高校に合格することなのか、〇〇大学に入ることなのか、その先にある〇〇関係の仕事につくことなのか、人生を楽しむ・幸せになることが大目標なのか。それは君にしかわからない。だからこそ、真剣に考えてみてほしい。

自分を例にすると、こんな感じになる。

中学生のころの目標は、先生になることだった(大目標=先生になること)。そのためには、教員免許のとれる大学に行く必要がある(小目標1)。そのためには進学校に入学して、その大学に入れるくらいの学力が必要になる(小目標2)。だから、今はその高校に入学するために、勉強する(小目標3)。

もちろん、それぞれの小目標の中にも小さい目標がある。上の小目標3なら、得意な国語と英語は伸ばして、苦手な数学を点数が下がらないようにする。そのためには…みたいな感じ。

どこに大目標を置くかでどんな小目標を作るか変わってくるし、行動も変わってくる。そのためにも、気持ちも新たに新年度を迎えられるような目標を設定しよう。

目の前にある学習も、ただ「勉強をしないといけないから…」と思うとやる気はおきない。でも、自分の大目標(自分のやりたいこと・なりたいもの)のために学習に取り組むなら、気持ちも全然違ってくる。自分の夢をかなえるためなら、やる気も行動も起こってくるはずだ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました