時々掲載する、ちょっとした息抜き用のクイズ。
口頭で説明するには難しかったり、そこまで時間がないときには、
通信に載せておくと生徒はけっこう考えてくれる。
問題が難しければヒントを出すのをきっかけにして、
生徒と話す機会ができたりもするので、そんなチャンスにしてもいいだろう。
天国か地獄か あなたならどうする?
最近は人権週間で難しい話題が多かったので、今日はちょっとした息抜きに頭の柔軟体操をしてみる。
あなたなら、どうする?以下、問題。
人は死ぬと、天国か地獄のどちらかへ行くため、1本の長い道を歩いていきます。
何日か歩いて行くと道が2本にわかれています。
1本は天国へ行く道。もう1本は地獄へ向かう道です。
その分かれ目にとても怖い鬼がいて、生きている時に良いことをした者は天国へ、悪いことをした者は地獄に振り分けています。
ところが、なんら特徴のない者に対しては、次のような質問を浴びせかけ、天国か地獄かを決定しています。
ここに、まったく同じようにできた2つの壺がある。
そしてこちらには白と黒の球がそれぞれ3つずつある。
球はまったく同型同質で、手触りでは区別できない。お前はこの球を1つも残さず、全部2つの壺に入れる。
入れ方はお前の自由だが、空っぽの壺を作ってはならない。次にお前は後ろ向きになり、わしが2つの壺の位置を勝手に変える。
ただし、壺の中はよくかき混ぜるが中身はそのままだ。さて、そこでお前はどちらかの壺を選び、その中から1個の球を取り出すのだ。
その時、もし球が白なら天国へ送ろう。
しかし、球が黒なら地獄へ行くのだ。
さて、だれもが天国行きを願っています。
壺の中の設定は自由なようです。
君がこの立場に立たされたとして…さあ、君ならどうする?
ヒント:100%天国に行く方法はありません。
「なるべく」天国に行く可能性を上げるため(白玉を引く可能性を上げるため)には、どういう入れ方をすればいいかを考えよう。数学的に考えるといいかも?
答えは、次号に掲載します。
(以下解答、次の通信に載せる用)
<天国か地獄か 壺の問題・答え編>
①1つの壺に白玉を1つだけ入れる。
⇒こちらの壺を選んだ時点で天国行き決定(50%)
②もう1つの壺には白玉2つ、黒玉3つを入れる。
⇒こちらの壺を選んだ場合は、5つの中から2つを取ったら天国行き(全体の20%)
全体で考えると70%の確率で天国へ行ける。
白を1つだけ片方の壺へ、残りはもう1つの壺にすべて入れる、が答え。
合ってたかな?
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