学級経営のコツ ~学級を静かに眺める~

先生たちは忙しすぎて、あまり学級をじっくりと見ることが少ないかもしれません。

それも、特に何かを話すでもなく、ただ眺めるだけ。

すると、何気ない生徒の姿から学級の人間関係が見えてくることがあります。

A君とB君はいつもいっしょにいる。

A君とC君はキャラが全然違うけど、意外と話す場面がある。

教室には男子のグループが3つほど、明るいグループ、おとなしいグループ、奔放グループ。

女子は完全に2つに分かれているな…。元気グループと静かなグループ。

Dさんはいつも本を読んでいる。友達と話せているのかな。

EさんとFさんはいつも2人だな。他のグループとの関係は?

・・・という風に、教師の前で見せる顔と自然体の顔は違うものです。

それを、ぼけーっと眺めて観察するだけで、なんとなくわかるはずです。

授業間では大変なので、給食のあとの長い休憩あたりがよいでしょう。

これを1~2週間に1回でもやると、時間の移り変わりとともに人間関係の推移も把握できます。

1学期まではA君とB君はべったりだったのに、2学期から別行動している。

女子のグループが3グループに増えている。何か起こったか?

など、変化をリアルタイムでつかむことができます

眺めているときは、教師も自然体でいるとよいです。

自分は、給食後に教室で時々昼寝をします(本気半分、スキを見せるのが半分)。

そうすると、生徒は教師が教室にいてもあまり気にしなくなります。

もう大丈夫かな、と感じたときにボケーっと教室を眺めます。

あとは上に書いた通り、特に言葉を発することもなく本当に「眺めるだけ」です。

教室内の人間関係をつかむのに、使える方法だと思います。

プラスアルファで、生徒の話し声もよく聞こえてくるので、

その学級や学年で何がはやっているか(マンガやアニメ、ゲームなど)もなんとなくわかります。

それに敢えてのっかれば(マンガを読んだりして情報入手)、生徒の話題にもついていけます。

ちょっとしたことですが、いろいろなことがわかるコツです。

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