学級通信 「言葉のもつエネルギー」

どこでも使える言葉についての記事。

言葉にはエネルギーがあると、日本では考えられている。「言霊」、これを読めるだろうか?これは「ことだま」と読む漢字で、言葉そのものに力(エネルギー)がそなわっている、という意味だ。

たとえば、お坊さんがあげるお経もその一種。ありがたい言葉をたくさん読みあげながら独特なリズムを刻むことで、亡くなった人を供養している。

でもそんな特別なものでなくても、自分たちの周りには言葉がたくさんあふれている。そして、何もお経のように特別なものでなくても、言葉には力がある。

それは「明元素(めいげんそ)・暗病反(あんびょうたん)」と呼ばれることもあり、「めいげんそ」はプラスの力、「あんびょうたん」はマイナスの力を持っているとされる。

「めいげんそ」の言葉を言われればうれしいし、言ったほうも明るい気持ちになる。
逆に、「あんびょうたん」の言葉を使うと、相手を傷つけ、自身にもダメージを残す。自分でどちらの言葉をよく使っているか、よく見てみてほしい。できれば、めいげんそ言葉を使っていったほうがいいと思う。一覧にすると、こんな感じだ。

めいげんそ(積極・肯定)あんびょうたん(消極・否定)
・充実している・簡単だ・できる・楽だ・まだ若い・可能だ・努力します・試みた ・幸せだ・元気だ・楽しい・きれいだ ・すばらしい・やれる・おいしい 美しい ・すてきだ・やってみよう ・おもしろい・忙しい・疲れた・難しい・できない・つまらない・いやだ・困難だ・だめだ・まずい・きたない・もう年だ・バカだ・きたない・どうしよう・不幸だ・大変だ・困った・苦しい・つらい・失敗した・やりたくない・わかりません

普段の生活の中で、無意識にあんびょうたん言葉を使っていないだろうか?自分の兄は、「なるべく否定文を使わないように気をつけている」と言っていた。

「~ない」を使わないで生活するのは、意外と難しいし、それだけ生活の中で使ってしまっている証拠なのだろう。言葉として口から出る前に、「これは話しても大丈夫だろうか?」と心の中で確認してから話すようにすると、トラブルも少なくなる。ぜひためしてみてほしい。

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