「子は親の鏡」という言葉はよく聞くと思います。
そしてこれは、教師をやっていると保護者会などでひしひし感じられます。
いい子やなぁ…と思っている生徒の保護者が本当にいい人だったり、
なかなか難しい生徒の保護者は、なるほど…と言わざるを得ない人だったり。
それは家庭で保護者の姿を見て、それが正解だと子が学んでいるからでしょう。
同様に、自分は「生徒は教師の鏡」と思うようにしています。
考えてみると、中学校で生徒は保護者と時間を過ごすよりも学校で過ごす時間のほうが長くなります。
すると、教師の何気ない言葉、行動、考え方を生徒は自然と吸収していくのです。
また笑顔が多い先生のもとでは生徒も自然な振る舞いができるだろうし、
逆にいつも怒ってばかりの先生には近づくのも嫌でしょう。(もちろん状況にもよりますが)
生徒の様子を見て感じることはいろいろあるでしょうが、もしかしたら、
いい意味でも悪い意味でも、その原因は教師自身にあることも十分にあり得るわけです。
そんなときはちょっと立ち止まって、
「今の生徒の姿は、自分を映しているのかもしれない」と考えられるだけで、
接し方も変わってくることだと思います。
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