学級通信 ~松下幸之助さんの言葉から~

道徳の授業で松下幸之助さんを紹介したところ、8割くらいの生徒が知らず、衝撃を受けた。その衝撃をもとに書いた記事。松下幸之助さんを知っている?と聞いてみてください。たぶんほとんどの生徒は知りません。以下記事。

名言コーナーにも多数出てくる松下幸之助。今でいう「パナソニック」は、元は「松下電器産業」という名前だった。つまり、世界のパナソニックを作った人物だ。

会社経営の神様とも言われた松下さん。彼は全国の会社を訪問して、その会社の業績が上がっていくか、下がっていくかは、次の3つのポイントを見ればわかったという。それは、

①トイレの掃除 ②あいさつ ③整理整頓

なのだそうだ。これらは会社に限らず、普段の生活にも生きる話だ。①については、スリッパのことも含む。使ったあとのスリッパは、どうなっているだろう?
②は道徳で話が出たことだ。「(あいさつは)おたがいの毎日の暮らしの潤滑油とでもいった尊い働きを果たしているのである」とあった通り、そういうことを心掛けている人はやはり違う。
③は、教室、うしろのロッカー、自分の部屋…少し思い出せば思い当たるだろう。ほんのちょっとの気遣いが、その場に形として表れる。。

そんな松下さん、たくさんの名言を残している。いまだに名言集が売れているのだから、核心をついているのだと思う。その中で、宿題の様子を見ていると、次の言葉が思い浮かぶ。これは、まさに今!身に着けるべき力ですよ。

習性とは恐ろしいもので、怠ける習性と勤勉(一生懸命)の習性があるけれども、これはちょっとやそっとで消えないものである。

また年をとってから、怠けものに勤勉になれといってみても、そう簡単になれるものではない。若いときに身につけることが大事である。

この習性をつけられた人は、年をとってからも勤勉の習性が身についているから、あらゆることに対して勤勉努力家である。

その人は自分を勤勉努力家とは思わなくても、その人のすることが自然にそうなっているのである。

これはその人にとって、大変な財産であり、力であると思う…

松下幸之助「物の見方 考え方」

コメント

タイトルとURLをコピーしました