コロナ禍1年目で、コミュニケーションをとることがためらわれたときに書いた記事。
正直、休校や対策でうんざりした時期ではあったが、
「別になくてもよかったこと」と「本当に必要なもの」が浮き彫りになった気がする。
そう考えると学校は「たいして重要じゃないもの」にも、とてつもない体力と時間をかけている。
Communication is Important人は人とのコミュニケーションの中で生きるもの
コロナ禍は学校や経済にも大きな影響を与えたが、同時にある気づきもくれた。
「人は孤立しては生きられない」「コミュニケーションの中で生きるからこそ人は生きられる」
ということだ。
「俺/私は1人で生きる!」と言っても、それは家で1人で生活しているだけ。それにしたって、
実際は家を作る人、管理する人、服を作る人、料理する人、食材を作る人、それらを運ぶ人…。
この全部がなければ、生活は成り立たない。
いくら強がりを言ったところで、人は人とのつながりがないと生きていけない。
例えば、学級の係を全部1人でやろうとしても、1週間くらいはできても続けることには無理がある。
休校明けで人は少ないが、学級もみんながいてこそ成り立つ。
少しずつ中学校に慣れて、お互いに協力していける雰囲気を作っていこう。
また、海外では「家から出ないと人の免疫力は下がる」という結果も出ていると聞いた。
太陽の光を浴びる→体内でビタミンDができる ことも関係しているらしいが、
人らしい生活から離れれば離れるほど、心身ともに健康からも離れていくのだろう。
ということで、4分の1登校では人が少なすぎて教室が静まり返るシーンが多かったので、
ちょっとしたことからお互いにコミュニケーションをとっていってほしい。
本当なら4月に自然に終わっていることだが、今年は意識的にやっていかないと進まない気がする。
生活担当の先生からあらためて話があると思うが、
コミュニケーションで大事なのはリアクション(反応)だ。
反応がないと、話していてもむなしいのはなんとなく分かると思う。
簡単なあいづち、ジェスチャーなどをとることが、良いコミュニケーションのスタートでもある。
違う小学校がまざってまだ少し気まずさがあるが、それも回数を重ねれば大丈夫。
自己紹介や日々の出来事、授業のことなどを話題にして、コミュニケーションをとっていこう。
何事も自分から始めてみることがポイントです。
補足
書いてて気づいたが、フランス語のcommune(コミューン)とcommunicateって似ているな、と。
(マンガ「シャーマンキング」でコミューンが出てきたので覚えていた)
コミューンは「小さな生活共同体」という意味で、コミュニケーションは「意思疎通」の意。
社会一般でも生活共同体を築くということは、コミュニケーションが必要不可欠だということだろう。
学級はまさに「小さな生活共同体」であり、生徒同士のコミュニケーションは欠かせない要素。
その要が教師になるわけで、「教師の心がまえ」にも通じるものがある気がする。
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