郷里の英雄、徳川家康…というのはさておき、今川家が竹千代に仕掛けた策略から、逆に学ぼうじゃないかという内容の通信。英雄絡みの話なので、生徒もつい読んでしまう、と思いたい。
徳川家康の小さいころのエピソード 人は甘やかされ過ぎるとダメになるのでバランスが大事です
学年末テスト10日前になった。これを乗り越えれば、1年生はほぼ終わり。
どうせやるなら、嫌々やるよりも積極的に取り組んだ方が100倍いい。
大変だとは思うけど、2年生へのステップとして、ラストスパートをかけてほしい。
テスト前になると、「時々でいいから、真逆の超ダラケ生活をしてみたい!」とも思うことも絶対あるだろうが、幼少期の徳川家康にこんなエピソードがある(家康の幼名は竹千代といいます)。
家康は小さいころに今川家に人質に取られているが、その時の話(苗字は松平です)。
今川家が家康を人質として迎えた時、義元は家臣に「松平家の子にはむごい仕打ちをしろ」と指示します。
家臣は粗末な食事を与え、休みなく日々武術と学問に励ませるという返答をしたところ、
義元は家臣を叱り「朝から晩まで海の幸や山の幸いっぱいの贅沢な食事を好きなだけさせ、寝たいだけ寝かせてやれ。
夏は暑くないように冬も寒くないようにして、武術も学問も嫌がるならさせなくてよい。
とにかく好きなことをさせよ」と伝えます…
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つまり、今川義元は「徹底的に甘やかせる」ように指示した。
義元は、家康が人質から戻った時に「ダメ人間」になっていてくれたほうが得であると考えた。
超絶に甘やかされた子が将来どうなるか…簡単に予想がつくはずだ。
今のみんなが、義元がしかけたようなワナにかかっていないことを願う。
何が大事かと考えると、要はバランスなのだと思う。
ずっとがんばり続ければ、続けている途中で嫌になってしまう。
時にがんばり、時にリラックスをする。だからこそ、がんばることもできる。
かといって、義元がしかけたようなだらけた生活に浸ってしまえば、確実にダメ人間になるだろう。
ずっとスマホを触る、ゲームをし続ける、テレビばっかり見る…。
そんな生活にならないように気を付けてほしい。
家康の作った江戸時代でいえば、みんなももう元服(昔の成人)の手前だ。
自分の生活バランスは、自分で考えられるようになるといいなぁ。
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