学級通信の持つ意味

①生徒に伝える

朝と帰りの連絡だけでは、言いたいことをすべて伝えることは難しい。それこそ、朝はその日の予定を伝えるだけ、帰りは次の日について話して終わってしまうことも多い。

そこで通信には、自分が「知っていると便利」「知識として伝えたい」ことや、「話すと長くなるけどいい話」など、口頭では伝わりにくいことを書いている。

例えば「テストに向けての学習方法・5教科編」や「自分の学校の伝統や歴史」など、聞くだけだと右から左へ抜けていってしまいがちだが、興味のある子は目にとめやすくなる(全員が興味をもつとは限らない)。そういったものを、担任の思いを加えながら書けば伝わりやすいはず。

もちろん、行事等で熱い思いを伝えることも学級通信のもつ大きな意味だが、それだけだとネタが付きやすい。いろいろな方面から書くと、ネタも尽きにくい。

②保護者に伝える

最初は生徒にのみ向けて書いていたが、保護者会で「通信を楽しみにしています」と数人の保護者から言われるようになった。そこで初めて「通信の内容は保護者にも伝わることがある」ことに気づいた。

それから、「学校の様子」「学級の様子」を写真付きで分かりやすく書くようにした(毎回だと大変なのでその時々)。どんな行事があって、何を学び体験しているのか、学校の中の様子は保護者が知る手段は正直少ない。その1つの手段が通信になる。

行事がなくても、日々のちょっとした写真や様子、そこに担任として何を感じたか言葉で添えればいいと思う。しだいに、保護者は担任の方針や思いを理解してくれる。ただし、学級通信をまめに読んでくださる家庭に限るけども…。

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