自分が大人になると、子供の目線を忘れがちです。
生徒にとって教員は保護者以外の身近な大人ですが、
やはり生徒にとっては異質な存在です。
教師→生徒 は、自分がかつて生徒だったことを考えれば、予想がつきます。
生徒→教師 は、やはり想像ができない。保護者ほど近くなく、一定の距離間があります。
威厳とかそういうものを示したい気持ちは分かりますが、
やはりコミュニケーションの基本は「笑顔」です。
大人同士でもしかめっ面していたら、近づきたくありません。
それが理解不能な大人である教師がしかめっ面をしていら、さらに近づけません。
「あなたの敵ではない」という非言語メッセージを送る意味でも、
普段から笑顔でいることは心掛けていたほうがよいでしょう。
もちろん笑顔だけですべてが片付くわけではないので、
時には厳しい顔を「作る」ことも必要です。
そんな場合は、普段は笑顔の先生が怒るということは何か理由があるはず…と勘繰ります。
その件が終われば、すっと笑顔に戻す。引きずらないことも重要です。
教室の基本は「安心であること」です。
へたをすると、教師は教室の雰囲気をいつでも、どのようにでも変えることのできてしまいます。
そこに「俺/私はすごい」という勘違いが生まれることがありますが、
それはお互いに不幸しか生みません。
生徒からは恐怖が生まれ、教師は不信を買います。完全なlose-loseです。
だからこその「基本は笑顔」です。そこからヴァリエーションを作っていきましょう。
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