ありふれた言葉ですが、学級経営でも使える心がまえです。
学級・学年の中で、年に1回くらいは「マジか…」と思うくらいの事件が起きますよね。
(起きない場合は最高級の運の持ち主かも?)
今回はそのトラブルの解決方法ではなく、心の持ちようの話です。
昔はそういう事件が起こると「帰るのが遅くなるし、本当にやめてほしい…」と
考えるくらいが関の山でした。
最近は「今のタイミングで起こってくれたおかげで、より悪化することがなくなった!」とか
「これで今年度の最後まではやんちゃ坊主も無茶しないな」と考えます。
どんなトラブルも、起こるときは起こります。事前に止めるのはほぼ不可能でしょう。
(運よく事前に情報をつかんで止めたとしても、別の形で表出するものです)
さらに、トラブルは起こるまでは解決もできません。
つまり、
トラブルとは目に見えない形でたまっていたエネルギーが噴出したもの
⇒目に見えるものは対応ができるし解決もできる
⇒間違った考え方、やり方などを本人に自覚させられるチャンスになる
(場合によっては警察が入る可能性もある)
⇒保護者をまきこんで問題を解決する体制になる
⇒トラブルが表面化したのでそれ以上の悪化はしにくい
となります。
ただし、自分がこういう考え方ができるようになったのも、
先輩の先生たちといっしょに何件もトラブルを乗り越えた経験があるからです。
それを得てわかる部分でもあるので、
頭の片隅に知識として置いておくくらいでよいです。
大きなトラブルが起こったときに、「もしかして?」と思えれば幸いです。
注意すべきポイントとしては、トラブルの解決方法でしょう。
あとに引くようなやり方をしてしまうと、状況が悪化をすることも十分にあり得ます。
(保護者ともめる、本人が納得していない、話し合いが決裂したetc.)
そうならないためにも、生徒指導の基本は守り、ことにあたることが大切です。
(生徒指導の基本は各学校のマニュアルを参照)
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