何年、何十年経ったとしても、心に残る言葉ってあると思います。
ここで紹介する言葉は、自分にとってその1つです。
誰かの心に残る言葉を伝えられる…これは教師の素晴らしいところかもしれません。
「3年生になるのは簡単だが、3年生であることは難しい」
…20年前に言われた言葉
20年以上も前、母校の中学校の武道場で、タイトル通りの言葉を言われた。
そのときには、さらにこう付け足された。
「時間さえたてば、勝手に3年生にはなっていきます。
しかし、その中身までが勝手に3年生になるわけではありません。
中身が外側と一致するような3年生になっていきましょう…」
当時の先生の言葉から 名前も忘れてしまったけど言葉だけは覚えています
1996年当時の母校はいわゆる「荒れた」学校だった。
進級とともに中身も成長してほしい、という思いも込められていたのだろう。
(蛇足ですが、その時のヤンキーは普通の子には何もしてこなくて、学校?教師?に反発していただけで怖いとは思わず、「やってるな~」くらいの感覚でした…)。
今思うと、この「〇〇になるのは簡単、〇〇であることは難しい」という感覚は、
どんな立場の人にも通用する言葉ではないかなと感じる。
自分で言えば、「先生になるのは簡単だが、先生であることは難しい」。
実際は試験とかもあって大変だったけど、なることよりも、むしろ先生になってからが本番だった。
みんな風に言えば、「先輩になるのは簡単だが、先輩であることは難しい」になるのかな。
または「受験生になるのは簡単だが、受験生であることは難しい」だろうか。
自分の話ともリンクするが、そこには「覚悟」が必要なんだと思う。
漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の主人公はこう言う。
「覚悟とは!!暗闇の荒野に!!進むべき道を切り開くことだ!!」。
中途半端な意志や行動は、中途半端な結果しか生まない。
覚悟が決まれば行動も変わるだろうし、自然と結果が変わってくる。
そして、その逆…覚悟のない状態で自然と結果が変わることは、
おそらく一生ないだろう。
みんながどんな3年生になるのか、今から楽しみです。
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