文化祭の合唱にからめた話だけど、その部分はいろいろ変化させればOK。
部活だったり、学級のことだったり、受験のことだったり。
どんなことだって1回しかないのだから、日々真剣に生きる意味にもつながる。
今日この1日だって、この1時間だって、この一瞬だって、二度とやってこない。
すべての時間をフルパワーで生きるのは大変だけど、
「ここは!」という瞬間に全力が出せる人であってほしいと思う。
二度と戻らない時間はプライスレス・・・
1回で出来ることは1回ですまそう
文化祭まで残るところあと5日、合唱の練習回数も限られてきた。
音楽の先生にポイントを教えてもらったが、本当の意味では大事なことが伝わっていない気がした。
吹奏楽の講習会で、高名な先生にこんなことを教えてもらった。
「1回目が60点、2回目で80点が取れたとしても、1回で70点とれたほうがよい」
「3回でできるようになることは、1回目からでもできる」
「どうしたらいいか、考えて音を出す。そうしないと、意味がない」
音楽は「時間の芸術」とも言われる。
時間とともに表現された音は消えてしまうし、いつだって本番は1回勝負だからだ。
本番に2回目があるわけではないし、何も考えずに音を出すこともない。
でもこれは、何も音楽に限った話でもない。
スポーツでも「大切な一瞬」はあるはずだ。
野球ならここ一番のチャンスの打席。
サッカーなら勝負のかかったPK。
剣道なら一本のとれそうな瞬間…。
その時、「もう1回チャンスがあれば…」と思うこともあるが、その時に起こったチャンスは二度とやって来ない。
その瞬間しか現れないからこそ、チャンスなのだ。
そして、このチャンスをつかむことができるのは、普段からそのチャンスをつかむ準備をしている人だけだ。
そのためには「3回目のOKを狙うのではなく、1回目からOKを狙う練習をする」こと。
1回目からOKを狙うからこそ1回目で成功をさせられる可能性が高くなる。
常に今自分が出せる全力でやっているから成長もしていくし、
一昨日の練習で、音楽の先生はいったい何を教えてくれただろう。
口を開く、歌詞の意味を考える…そして仲間を好きになる。
それが、あの時間だけのことで終わってしまい、戻ってしまったのであれば、教えてもらったことはまったく意味がなくなってしまう。
時間は限られている。
その中でどこまでやれるか?何をすべきか?「自分で」考えて行動ができるようになると、信じたい。
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