先輩の先生たちからは、本当にいろいろな話を教えてもらった。
それはそのままにしておけば忘れてしまうけど、
こうやって通信に書いておけば形に残るし、その知恵も多くの人に伝わる。
というより、自分自身が何回もネタに使うから自分の記憶に刷り込まれてしまった。
通信を書いて一番学んでいるのは、自分自身かもしれない。
油断をしたときに大きな事件は起こりやすい
最後を丁寧にやるときれいに終われる
月曜日に課題の提出状況を確認をした。
課題を忘れた理由はそれぞれ違ったけれど、理由のほとんどは「確認不足」だった気がする。例えば…
課題を机の上に置いてきた
⇒カバンにあるはずのノートがなければ「あれ?」と思うはず。次の日の準備をしていて、カバンに入れる時に、きちんと確認をしてる?
やるページを間違えた
⇒計画表を見ていれば間違えようがないのでは?
今までできていたことなので、今になってできなくなるわけはない。
となると、学校に慣れてきて少し気が緩んできたのかもしれない。
自分のやり方でいいので、忘れ物がないようにしていこう。
組み立て体操の練習で、体育の先生も言っていた「油断をするとケガするよ」の言葉。
気が抜けると危険なのは、昔から言われている。
以前、先輩の先生に教えてもらった話に「木登り名人」というものがある。
木登りだけでなく、今のみんなにも使えると思うので、一読を。
昔々あるところに、木登りの名人がいた。
この名人には弟子がたくさんいた。その弟子が練習で、落ちたら大けがをしてしまうほど高い木に登っているのを、名人はながめていた。
弟子は頂上まで登り、慎重に降りてきた。危ないところをすぎて、もうすぐ地面という時に名人は弟子に声をかけた。
「危ないから、気をつけて降りなさい。」木から降りたあと、弟子は不思議に思って名人に聞いた。
「なぜ一番あぶないところではなく、あんな下にきてから声をかけられたのですか。」すると、名人は答えた。
徒然草 高名の木登り
「危ないときは、自分でも危ないと思って注意する。しかし、簡単なところになると油断をする。そういうときにこそ、大けがをしやすいからだ。」
本人が「気を付けないと」と思っている間は、トラブルも起きにくい。
そこではなく、その次の「気を抜いた瞬間」こそが一番危険だと名人は知っている。
一度ケガをすれば気を付けるようになるだろうけど、
分かっていてわざわざケガをする必要もないし、知っていれば避けられる。
ちょっと気が抜けているかなと思う人は、要注意かも。
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