中高生くらいだと、こういう中二心をくすぐる言葉には反応しやすい気がする。
この通信では、バタフライエフェクトと日々の小さな行動を結び付けて、
少しでもその小さな努力には意味があるのだと伝えたかった。
バタフライ・エフェクト(バタフライ効果)
少しの行動があとあと大きな影響を与えることがある…だからこそ「やって損した」はない
本を読んだりゲームをしていたりすると、普通の生活の中では見ることがない単語に出会うことがある。
「シュレディンガーの猫」「マンデラエフェクト」「ラプラスの悪魔」など、中二心をくすぐるものがあるが、その中の1つに「バタフライ・エフェクト」というものがある。
その名の通り、バタフライは蝶のこと。
簡単に説明すると、ある気象学者が講演の中で「今日の北京で1匹の蝶が空気をかき混ぜれば、翌月のニューヨークの嵐が一変する」と話をしたことに由来しており、ほんのちょっとした出来事やきっかけが、すさまじい変化を起こして現れることを言う。
これを使ったゲームに「ライフ・イズ・ストレインジ」というものがあって、主人公がとった行動によって、未来が思わぬ変化をするストーリーになっている。
自分たちが毎日とる行動を考えると、「こんなことして意味あるのかなぁ」とか「やるにしてもこれだけじゃ…」とかいうことはあると思う。
それでも、「やった」と「やらなかった」の差は大きく、その後の現実の変化として必ず現れる。
同じような例としてよく出すのが、三角形の角が1度だったら、という話。
1度しかないから、最初はほぼ線にしか見えない。
でも横に伸びていくと高さができ始め、差は明確になる。
どんな変化かはやってみないとわからない。
でもちょっとしたことでも変化は起こせることを知っていると、動きやすいんじゃないかと思う。
自分を例に出すと、パソコンがある。(ここは自分の体験談に直して書く)
高校生のときの友達がパソコンに詳しく、パーツを買って自分で組み立てていた。
「お前もやってみろよ」と言われて、おもしろそうだったのでそれに乗ってしまった。
でもパソコンのパーツは1つ1つが高くて、壊せば買い直しになる。
恐る恐る組み立てて完成はさせたけど、もうそれ以上は踏み込まなかった。
(当時は自分で作ったほうが安かったので、それはそれでよかった)
時は過ぎて、大人になってから買ったパソコンが壊れた。
一度しかやらなかったパソコンの組み立てだけど、そのときの知識でパソコンを開けてみると、故障している箇所がなんとなくわかり、自分で直すことができた。
修理に出せば何万円もとられるが、自分で直したので3,000円で済んでしまった。
また、パソコン部の顧問になったときには組み立て講習をしたので、地味に役に立った。
高校のときの経験が、こんなふうに生きるとは・・・と不思議に思えたものだ。
ただ、テストに向けては時期がせまっているため、少しやったくらいでは間に合わないのであしからず…。
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