「やる気スイッチ」という言葉が流行した時期があった。
元からそういう言葉があったのかな?と思っていたけど、
ある学習塾の宣伝が大元だったようだ。
キャッチーな言葉を使って客を集めるのがもちろん企業としては正解だけど、
「やる気スイッチ」というものが本当にあると多くの人に信じられてしまったのは、
大きな目で見てよろしくないことだったと思う。
スイッチが入らない、誰かがスイッチを押してくれる、というような
他力本願な傾向が生まれた気がするからだ。
いろいろ書いてはいるけど、結局最後は「やるか・やらないか」の2択。
これらのネタは、背中をちょっと押すだけのものですね。
やる気の出し方シリーズ③ 眠気の防止
突然ですが、みなさんは夜は何時に寝ているでしょうか?
英語の授業であいさつをすると、ほとんどのクラスで
“How are you today?” “I’m sleepy.”
と返事が返ってくるので、しっかり寝ているのかな…と心配になる。
以前、ちょっとした雑談をしたときに寝る時間について挙手をしてもらったが、
9~10時くらいに寝ているのが少数、
10~11時くらいに寝ているのがまあまあ多くて、
12時くらいに寝ている人も同じく多かった。
驚いたのは、12時から1時くらいに寝ている人も少なからずいたことだ。
いろいろな本や記事、情報を見ても、「睡眠時間を削るのはやめたほうがいい」
という話しか出てこない。
やる気が出ない…という人は、もしかしたら睡眠時間が単純に短すぎる可能性がある。
また、寝る直前までスマホを使っているため、睡眠が浅いかもしれない。
以下、睡眠についてのある記事の内容だ。
1日は24時間で動いていますが、実は人間は25時間のリズムの中で動いています。
寝て起きた時に、太陽の光を浴びると体内時計がリセットされて、いつも通りに動くことができるのです。しかし、この体内時計のリズムが崩れると昼間に強烈な眠気に襲われたり、夜ぐっすりと眠れなかったりします。
そうならないためにも、朝起きて日光を浴び、夜には強い光を目に入れないようにすることで、体内時計を正常にしておきましょう。
(テレビ、パソコン、携帯、スマホの光はブルーライトと言われる強い光を放っています。寝る前などにこれらを見ていると、眠りが浅くなる可能性が高くなります。)
眠気はやる気も集中力も、大きく削ってしまう。
一度自分の生活リズムを見直して、寝る時間を確保するようにしてみてはどうだろう。
やる気の出し方シリーズ④ やる気を起こすための考え方
みんなに向けて「やる気を出すシリーズ」を書いてはいるが、
これらの話は自分の失敗談でもあり、経験談でもある。
本当に何回も何回も、うまく行動しようとしては失敗して、
何かいい方法はないか…と探してはまた失敗して。
でもそうやって何度もチャレンジしていると、自分に合う方法も見つかるものだ。
これがもし、「どうせ何をやっても失敗するし…」と考えていたら、
きっと今の自分はなかったはずだ。
やる気が出にくい人は、もしかしたら行動を起こす前の「考え方そのもの」に、見直すポイントがあるかもしれない。
行動することにマイナス(消極的)なイメージはありませんか?
(面倒くさいけどやらないと…宿題をやらないと怒られる…など)マイナスなイメージがあるので、行動を起こすのが嫌になってしまいます。
そのイメージをプラス(積極的)・イメージに変えましょう。
(課題をちゃんとやると成績が上がる!自分のためになる!など)つまり、プラスのイメージをすることが、やる気を出すカギなのです。
人はつい悪いところばかりが目に行きやすいが、
いいところだってそれと同じ数だけ存在するはずだ。
「いいところを見つける」クセをつけることで、
自分のやる気も上がっていくかもしれない。
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