この記事は、合唱コンクールに向けて全8回の「やる気の出し方」シリーズとして書いたもの。
過去記事のどこかで書いたとおり、人間は「やる気があるから行動する」わけではなくて、「行動するからやる気が出る」。
まあそうは言っても…というところなので、同じ内容について
いろいろな角度や視点で伝えていくシリーズ、と言えなくもない。
というより、人生なんてそんなものでは?とも思う。
自分で考え、自分で選択し、自分で行動する、の繰り返し。
生徒たちは、このことをたくさんの行事の経験を通して学び、
たくさんの大人の考え方や行動を見て自分の人生を選べるようにする。
そういう意味で、教師がたくさんの視点をもっていることは、生徒にとってもプラスだと思う。
やる気の出し方シリーズ① 努力逆転の法則
朝の会の時間に話をした「努力逆転の法則」。
実は、中間テストの学習時間を見ていて、みんなのやる気を出すための方法は何かないかな…と考えて調べていたときに、見つけたものだ。
やらないといけないのはわかっていても、なかなか動けない…という状況はなぜ起こるのか?
朝に話した内容をまとめてみる。
『努力逆転の法則』とは、「勉強をしよう」という意思と、「努力なんて面倒くさいな」というイメージが戦うと、基本的にはイメージが勝つ、という法則。
そこで、その強力なイメージの力を利用してしまおう。
あなたが望むイメージはなんだろう?「自分の理想の高校に合格できる」
「次のテストで今までで一番の成績を取れる」イメージが強ければ、それに合わせて行動が変わってくる。
マイナスのイメージはマイナスの現実を、プラスのイメージはプラスの現実を呼ぶのだ。
まだ行動すら起こしていないうちに、頭の中ですでに勝負は決まってしまうかもしれない。
そんなときは、自分はどうなりたいか?を強くイメージしてみよう。
そのイメージに引っ張られて、行動を起こすことが自然になってくる…かもしれないぞ。
やる気の出し方シリーズ② 準備不足
昨日は、合唱のパート練習について話をした。
パートリーダーはどんどん声をかけて、できる限り多くの練習をしていってほしい。
正直、気持ちを切り替えてすぐに合唱練習に取り組むのが難しいときもある。
そんなときは、こんな方法があることを思い出すといいかもしれない。
「やらなければいけないのに、やる気が出ない」という経験は、だれしもしたことがあると思います。
その原因は単純、準備ができていないのです。
やる気が出ないのは脳の準備が、体がついていかないのは体の準備ができていません。そこで、やる気を出したいときは血流をよくして、脳を活性化すればよいのです。
散歩など体を動かすとよいですが、さらに簡単な方法は、体をさするマッサージです。
1.両ひざの裏のやわらかい部分を20~30回、上下にさすります。
2.同じところを20~30回、もみます。
3.太もも全体を上下に20~30回さすり、お尻、腰、脇腹、腕、首と同じく20~30回さすります。首の場合は手の甲を使うとやりやすいです。
別に、この通りの方法をしてもいいし、しなくてもいい。
大事なのは、体を動かせば自然とやる気は出てくる、ということだ。
ちょっとやる気が出ないな…というときは、ぜひ体を動かしてから練習を始めてみよう。
やる気が出ないまま始めるよりも、うまくいく可能性が上がるだろう。
合唱練習もそうだけど、この方法は学習やそれ以外でも使える。
やる気を出す方法として、知っておいて損はないぞ。
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