KYという言葉は好きではないですが、雰囲気を察することができない人は少なからずいます。
周りが??と頭の上にクエスチョンマークを浮かべているのに気付かない人たちです。
そんな「間」=「魔」をなくすために、ちょっととした配慮が必要になります。
「今この間は何なの?」と思われたらアウトと心得る
「間」は「魔」、とは
「間」は、話をするときには大事な要素です。
漫才を見ているとよく分かりますが、面白い人たちほど「間」の取り方が絶妙になります。
話と話の間が短すぎず、長すぎず。
心地よい「間」が取れる人は、それだけで話が上手に聞こえます。
今回の「間」=「魔」は、どちらかというと「長すぎる間の取り方」のほうです。
話の途中で間が長くなると、「ん、この変な間はなんだ?」と感じますよね。
この「ん?」が「魔」です。
せっかく話に集中していたのに、「間」が「魔」に変わって集中を削ぎます。
「魔」が入れば、聞いている側は余計なことをしたり考えたりしだします。
この「間」が多ければ多くなるほど、その人の話を聞かなくなってしまいます。
具体的な例
<教師ー生徒 の場合>
・授業のテンポが悪く、今が何をする時間か分からない
・教師と一部の生徒が盛り上がって、その他の生徒がポカンとする
・待たされてるのに何の指示も連絡もない
・集会などで段取りができておらず、準備の時間を見せられる
・体育大会などで、全体への指示が徹底できず間延びする
<教師ー教師 の場合>
・「ちょっと待って」のちょっとが長い
・意味の分からない話(持論)を延々と聞かされる
・会議で不毛な議論に巻き込まれる(準備不足)
・話の焦点がぼやけて何を話しているか分からない
・同じことを何度も話す
こんな感じの先生が、あなたの身の回りにもいるのでは…?
間を作らないためのポイント
こういう人は、自分が他人に/周囲にどう影響を与えているかの感覚がありません。
第一歩として、「今の自分が他人から見たらどう見えるか」という視点が必要です。
もちろん他者視点が苦手な人もいるので、その場合は以下のポイントを押さえましょう。
というより、↑の赤アンダーラインの逆をすればよいだけです。
・準備をする
・何を話すか焦点を決めておき、脱線しない
・今は何のための時間か明示する
・説明は短くする
・誰が何をするのか明確に指示をする
これだけで相当違うはずです。
脱線は時には必要ですが、話のテーマが崩れるようならしないほうがよいです。
話の後、「質問がある人?」とフォローをすればさらによいでしょう。
まとめ 間が抜けると…
間が抜けると、「間抜け」になります。
辞書には「気がつかないでばかげた事をすること。そういう人。とんま。」とあります。
「間」ではなく「魔」を抜いて、聞いている人たちの集中を切らさないよう話をしたいものです。
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