教員はやることが多岐にわたりますが、それらのやり方を習う機会はほぼありません。
自分は1年目に会計を担当しましたが、誰も何も教えてくれませんでした(笑)
もちろん、のちのち地獄を見たのは言うまでもありません・・・
そんな教えられない技術の1つが「指示出し」ではないでしょうか。
意外と知らない指示の出し方
最初に説明→解散
何事も、始まった直後の集中力が一番高い状態です。
もちろん生徒も同じで、「今から何をするんだろう」と話を聞く状態になっています。
よって、この段階できちんと指示を伝える必要があります。
①【目的】今から何をするのか
②【行動】具体的に何をするのか
③【終着】どうなったら終わるのか
少なくともこの3つを押さえた上で、次の行動にうつるようにしましょう。
もちろん指示は長くせず、できる限り簡潔に伝えます。
ここがはっきりしないと、生徒の頭の上に???とクエスチョンマークが浮かびます。
そうなると、このあとの活動はグダグダになってしまう確率が相当高くなってしまいます。
やることが多いときは指示を分ける/板書する
やることがたくさんある場合は、最初の段階で一気に話をしても伝わりません。
単純に指示が頭に入りきらず「今何をするんだっけ?」となるからです。
集中力とやる気がなくなる原因は
今、自分が何をするのか分からない
ことが大きいです。
(活動が単純につまらないとかでなければ)
それを避けるために、指示が多い/複雑な場合は別の手を打ちましょう。
①【分割】時間や進み具合で指示を出しなおす
②【明確】各自で確認できる状況を作る(例:黒板に書いておく、プリントの配付)
難しいことは分けてしまえば、簡単にすることができます。(困難の分割)
最後に確認をする
指示を出したら、最後に確認を取りましょう。
今からの行動の流れを簡単に確認したり、
誰かに説明してもらったりしてもいいかもしれませんね。
指示を訂正する場合は全体の動きを止める
一度の指示で最後までいければよいですが、
途中で訂正や連絡をしないといけないこともあります。
その場合は、大きな声で叫んでもほぼ伝わりません。
必ず全体の動きを止めてから新しい指示を出しましょう。
(作業の手を止める、話を止める、教師に視線を集める etc.)
まとめ 指示の出し方1つで見える実力
たかが指示出し、されど指示出し。
これだけ見ても、その教師の力が分かってしまうものです。
そして、それを生徒は見て知らずのうちに判断をしてしまいます。
知ってさえいれば、生徒に安心感を与えることができるスキルなので、
変なところで損をしないように気を付けましょう。
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