専門的なことが狭く深く、というのは当たり前ですが、教師の仕事は「なんでも屋」。
専門だけで勝負したいところですが、そうもいきません。
好奇心をもって、いろいろなことに挑戦してみることが、
もしかしたら教師にとって一番の教材研究になるかもしれません。
自分の知らない世界に答えは転がっている可能性がある
教員の仕事はとにかく手広い
今までやってきた公務分掌は、小さいものまで入れればたくさんあります。
きっと、みなさんもいろいろな担当をされてきたことでしょう…。
以下は自分のやった覚えのある担当です。
・レク担当
・学習担当
・会計担当
・総合担当
・生徒会担当
・英語主任
・道徳主任
・情報主任
・学年副主任
・進路指導主事 etc.
1年目で会計をやりましたが、数学が苦手だったのでとにかく苦労しました。
でも、未納があると大変(給食費含む)、就学援助が複雑、業者とのやり取り面倒など、
やったからこそ分かることがありました。
今はまだ担任をやっていますが、(令和3年度現在)
調べまくったレクの数々、
会計の理解と処理の仕方、
生徒会でのアイデア探し、
道徳で得たシートの制作、
情報で得た基本的な知識、
進路主事で得た進路知識。
そのすべてが今の業務に生きています。
たしかに大変でしたが、無駄なことは何1つ無かった、と言い切る自信があります。
関係なさそうな部分でも知識は力になる
ただ別に、たくさん仕事をこなすことがマストではないし、
知らないからなんだというわけでも、知っているから偉いわけでもありません。
言いたいのは
「知識と仕事はリンクする」
ということ。
例えば情報主任として得た知識は、英語の授業で様々な形で活用できました。
授業でパワーポイントを使ったり、PCやタブレットを先駆けて使ったりできました。
また、学年で防災の担当をしたときには、
防災と英語の授業を組み合わせてみることもやってみました。
知っているからこそ、活用できる。
そんな場面をいくつも体験しています。
知らないこと、分野、範囲にあえて挑戦する
これは公務分掌に限りません。
自分の趣味や好きなこと、興味のあることと組み合わせることができます。
キャンプに興味があればそれも教材になるし、
ゲーム好きなら生徒とコミュニケーションをとれるし、
すべてのことがあなたの長所になり得ます。
そしてもし可能なら、小さいことでかまわないので、
「自分の知らないこと、分野、範囲」にあえて挑戦してみてください。
うまくいけば世界が広がるだろうし、
失敗してもそれがネタとして使えます。
新しい知識は今までになかった視点になり、
思わぬところで思わぬ解決策になることでしょう。
まとめ 学び続ける姿勢が教師の姿…なのかも
教師以上に生徒は伸びない、といわれることがあります。
若いころはまだ好奇心も行動力もありますが、
年をとればとるほどそういう力が落ちていきます。
個人的には、そうなってしまったら教師としては半分失格なのだろうと思います。
教師が新しく学ぶ姿勢を見せるからこそ、生徒もそれに感化されるのではないか?
そう思って、できる範囲でなるべく新しい挑戦をするように心がけています。
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